"長野電鉄"カテゴリーの記事一覧
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引き続き長野電鉄2000系を加工しています。
今回はいわゆる「現行塗装」と言われたB編成のお話です。
1年以上も前、車番を落とそうとして一緒に下地の色も落とす、という大チョンボをやらかしてからというもの完全放置状態だった車体。
今回の2000系増備&整備計画の中で早いところ再塗装してしまおう、ということで今回発掘してきました(!)
塗装を一回すべて落とした上でまずは車体色となるクリーム色を塗装。
ネットや箱の裏の実車写真を見るとかなり黄色味が強いように見えなくもないのですが、ちょっと見た目が落ち着かないのでクリーム感強めのクリーム色を調色しました。
GM4番のクリーム色4号を基本に28番とホワイトを足して混ぜ混ぜ。
まずは窓周りと裾部分を塗装します。
赤色はGM29番京急バーミリオンにて。
ちょっと暗い気もしてGM101番名鉄スカーレットも試してみたのですが、ちょっと明るすぎる気も…?
1回でやろうとすると絶対にミスが発生するので、複数回に分けて塗装をしていきます。マスキングテープがもったいない…とかは考えないことにしました。
窓周りと裾部の跡は斜め帯の細い方を塗装。
続いて斜め帯の太い方を塗装しました。
前面が曲面になっている分マスキングには非常に気を使います。
また側面から屋根にかかる肩部分もかなり丸くなっているので直線をだすのが非常に大変でした。
そんなこんなで2日に分けた塗装作業も無事に終了、左写真のような感じになりました。
やはりマスキングが甘く扉部分で吹きこみがあったり、肩部分の細帯がだんだん太くなっていったりと要修正な感じに。。
無理に筆でタッチアップするのも危険なので、今度は赤く塗った部分をマスキングして一部分だけクリームを吹き直し。
隠ぺい力の強いホワイトを少し混ぜたためか薄い塗膜でもはみでた赤色を隠せたのは幸いでした。
ついでに屋根の方もちょっとだけ加工を。
クーラーのみマスキングしてGM14番で塗装、またループアンテナも同色を筆塗りしました。
そしてMr.COLOR22番「ダークアース」にてウェザリングを行いました。
塗り分けが複雑なため着手にだいぶ迷いが生じていたのですが、やってみればなんのことはなく、2日で塗装も終わってしまいました。
後は車番を入れてクリアー塗装をしてあげれば完成です。
しかしインレタが現在実家から鋭意輸送中のため1~2日は待たなければいけませんorz
悩んでいても着手してしまえば以外とサックリできてしまうものですね(笑 -
この週末松本へ行ってきたお話は…たまでんクラブブログhttp://tamaden-club.sakura.ne.jp/をご参照ください。
さてさて。
先日購入した鉄道コレクション「長野電鉄2000系D編成リバイバルカラー」ですが、そのままでは面白くないので小加工をすることにしました。
ひとつは前面の印象が大きく変わる行先表示の移設作業です。
作業は簡単。前面ガラスを外し、薄め液をつけた綿棒でこすって印刷を落とします。
その上で付属のステッカーを適当なプラ板(私の場合はエバーグリーンのt1.0mm×幅2.0mmのプラ棒を使用)に貼り付けます。
お好みでプラ板は塗装してもいいでしょう。塗るならグリーン系統の色ですね。
そうしてできた行先表示器を窓の裏に接着剤で取り付ければ作業完了です。
前面ガラス内側にはちょうどいい位置に平場があるので、位置を調整しつつ接着してあげれば簡単に取り付けられます。
今回は5月に乗車した屋代発の「特急須坂」を選択してみました。
「特急 湯田中」幕に「普通 須坂」幕から「須坂」を持ってきて「特急 須坂」に化けさせました。
本当は「特急 屋代」とかやりたかったのですが、そのためには行先表示ステッカーを製作すると大がかりな事態になってしまいますのであきらめました(苦笑
さて、前面スカートはガイアカラー「ニュートラルグレーⅢ」にて塗装しました。
製品のままでは成型色であるばかりかグレーが暗すぎますね。
やはりこの方が足周りが軽快に見えます。
また、ヘッドマークについてはステーを削り取ることをお勧めします。
削り取ることに抵抗を感じる方もいると思うのですが、現実的にステーがあるままではヘッドマークが貼り付けられないのです。。
まぁヘッドマーク無しで運用につくことは現在ではありませんので、気にせずステーを削り取り、切り出したヘッドマークステッカーを貼ってしまって大丈夫でしょう。
ついでに…
ごく簡単に屋根周りのウェザリングも行いました。
かるーくブラウンを吹いただけですので特筆することはあまりありません。
パンタから発生したサビがどのように飛ぶか…だけを意識して塗ってあげます。
加工後は指定されたN化パーツを使い輪軸の取り換え、モーター取り付け、パンタ換装を行い完成です。
先日の限定セットもN化していますので、レトモさんで2000系ばかりを走らせ、さらにヤードを2000系で埋め尽くす…という計画も着々と進行中です(笑 -
先週の長野旅行の派生記事はまだ引っ張ります(笑
7月に発売されたTOMYTECの「長野電鉄2000系D編成リバイバルカラー 3両セット」ですが、現在長野電鉄の長野駅及び須坂にて限定仕様品が発売されています。
※公式HPもぜひ参照してみてください
http://www.railfan.ne.jp/nagaden/goods/dori.html
まずはパッケージに違いが。
限定仕様には長野電鉄の社紋及びロゴが入り、「鉄道コレクション」ロゴが消えています。
ちゃんと中身にも違いが出ています。
左の通常品は「特急 湯田中行き」、右の限定品はなんと「特急 木島行き」が印刷されています。
限定品の方を単体アップで。
今は亡き木島線に運行されていた木島行き特急(木島線最末期には木島行きは既に廃止されていたが)を設定してくるあたりかなりマニアックですね。
しかし、実車がリバイバル仕様になったのは木島線廃止後ですので、今回のリバイバル仕様&「特急 木島」の組み合わせはイベントで見られるサービス表示といったところでしょうか。
実は実車で「特急 木島」表示を出した時の写真があったりします。
5月末ですが、知人からの招待で2000系D編成の臨時列車撮影&乗車イベントへと参加した際、屋代駅で入換中にサービスで出していただいたのです。
引退決定から様々な記念グッズが出ていますが、こうしたイベントでの掲示と考えれば今回の限定セットの仕様もまさに「引退仕様」。
グッズの展開を見ていると長野電鉄がどれだけの意気込みで2000系を導入したかが伝わってくるようですね。
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2000系に惚れて早くも5年めに突入。
大学生になって初めて自分のお金で遠出できるようになり、その結果この2000系との出会いがありました。
当時、B・C編成が廃車になった直後でA編成とD編成が相次いでリバイバルカラーになった頃でした。
もっと古くからの長電ファンには怒られてしまいそうな若手ですが、それでも5年間ほぼ毎年必ず2000系を撮影しているぐらい2000系に惚れこんでいます。
鉄コレが出る前からGM名鉄5500系キットの側面とBトレイン長電2000系の先頭部を組み合わせて作ったりもしました。
※再掲
気づけば我が家に在籍する2000系は今回購入分で12編成36両。(!)
非冷房・冷房それぞれ4本とたまでんクラブメンバーから誕生日に贈られたオリジナル塗装が2本、そして今回導入のD編成2本の導入。
これらについてはまたそのうち、記事にできればと思います。
だって非冷房の車とかほぼ未加工ですからねw(ぉ
それぞれどの仕様にするか決まっているのに手が出ない、そんなこんなしてるうちに実車の引退もせまり…
これは引退までに12本全部完成させて並べて写真を撮らなければいけなさそうですね(笑 -
今回の帰省ではたまでんクラブ電装部門長のiss氏にご教示いただき半田ごて等を買い替え、電気的な工作への設備投資・設備更新を行いました。
さっそく…ということでまずは前照灯の色合いが気になっていたTOMIXの「長野電鉄1000系ゆけむり」のLED交換を行いました。
この製品、なぜか前照灯が緑色に光るため、走らせる度に気になっていました。
基盤を見てみると黄色のLEDが搭載されているのですが、どうもこれが緑っぽく光る原因のようです。
前照灯・尾灯それぞれ2つづつ付いていますので一度切り離してから今回購入してきたチップLEDを取り付けました。
元から取り付けられていたLEDは足の部分を残して切断、足をそのまま流用してチップLEDを取り付けています。
黄色いのが電球色LED、白いのが赤色LEDです。それぞれ10個で600円でしたのでそこまで割高ではない…はず(笑
9V電池を電源として試しに光らせてみましたが…
ま、眩しいっ!!
写真では黄色味がかっていますが、実物はもう少しオレンジに近い、「電球色」で光ります。
作業完了後、車体・台車と合わせて点灯してみました。
明るすぎて隙間から光が漏れてしまったりしているのが新たな問題、という感じです。
しかしこれで長年悩まされた前照灯に対する違和感から脱出できました。
やはりLED積替えは有効な手段のようです。
しばらくはLED換装メインで経験を積み、その後電球タイプの車両のLEDへの換装…というようにステップアップしていこうかと思います。
多少コストがかかる分、無理は禁物ですからね。
さて、ここでひとつお知らせが。
昨日の記事を含め3回掲載していましたフローベルデさんの中塩田駅。
※http://srcfactory.blog.shinobi.jp/Entry/385/参照
19日から東京ビッグサイトで開かれる第12回国際鉄道模型コンベンションのフローベルデさんブースにて展示されることとなりました!
塗装直後の状態ではありますが、展示していただけるとのことでフローベルデさんへと預けてきましたので、前回記事と同じ状況のものが展示されることとなります。
私本人は別件の都合によりJAM会場へお伺いすることはできないのですが、フローベルデさんの御好意に甘えさせていただきました。
良かったらご覧ください!
上田交通の別所温泉駅、中塩田駅、曲弦トラス橋をはじめとして先日発売された八木沢駅、さらに信越線の旧丸山変電所とラインナップも拡充しつつあるほか、今後も魅力的な製品化予定があるそうです。
フローベルデさんのペーパーキット、目が離せません!!(笑
なお、たまでんクラブブログhttp://tamaden-club.sakura.ne.jp/の方では谷風皐月氏が製作レポートをアップするようです。
私とは違った視点となるはず(?)ですのでこちらもどうぞ見てみてください。 -
先日、参加する機会を得て長野電鉄2000系D編成をメインとした貸切列車イベントに参加してきました。
長野電鉄では春のダイヤ改正より元・JR東日本の253系電車を導入しており、2000系はすでに予備状態。夏ごろと言われる引退の日まで、限られた期間でしかもう会うことができません。
今回お誘いいただいたイベントは、長野電鉄さんのご好意と多大な協力による須坂車庫での撮影会、および貸切列車の撮影・乗車、という非常にボリューミーな内容でした。
20日(金)の深夜、レンタカーを借り先輩と交代で仮眠&運転をして中央道を爆走、夜も明けきらない小布施PAへ到着、仮眠の後に朝の運用に入っているというD編成充当の定期列車を撮りに小布施の橋梁へ。
左が恒例となった北須坂~小布施の橋梁、右は朝陽駅付近のカーブでの撮影です。
本当は地下区間から出てくるところを撮りたかったのですがタイムアップ。。。
須坂車庫での撮影会では特急車4本を並べていただき、圧巻の並びでの撮影。
さらに下り定期列車のスノーモンキーと並び、長野電鉄に在籍する特急車全編成の並びまで実現。
折り返し屋代からの貸切列車となる送り込み回送を沿線で撮影。
乗車前の屋代駅では定期列車の3500系の行き先まで変えていただき、奇跡の「木島行き」並びまで実現していただきました。
自分が長野電鉄に惚れる数年前に廃止となってしまった木島線。
廃止の宣告を受けた屋代駅で撮影する木島行き、というのは、捉えようではちょっと寂しいものですね。。
気を取り直して臨時貸切列車へと乗車。
途中の信濃川田駅ではヘッドマークを付け替えるなどの撮影会。
各種HMを付け替えてくださったのですが、一番気に入ったのはHMをつけないプレーンな状態での試運転表示。
2000系は常時HMを付けてますから新鮮な顔つきですし、新製当時の流行、湘南顔が強調されてなかなかのイケメンです。
そんなわけで最後は信濃川田駅の駅名表と2000系のツーショット。
屋代線に入る運用は、こうした貸切・イベント時しかないため、今後いったい何回見れるのか…という景色です。
今回、こうした貴重な機会へと参加させてくださった幹事様をはじめ関係各所の皆様、また撮影・運行準備をしてくださった長野電鉄の方々には感謝してもしきれません。
この場をお借りして御礼申しあげます。
ありがとうございました。 -
長電撮影旅行3日目最終日の昨日も始発から昼ごろまで沿線にて撮影をしました。
まずは2000系D編成。
村山橋上り方のアプローチ区間で歩道上からの撮影です。
こちらは本命2000系A編成。
村山橋下り方での撮影です。
道路と線路が徐々に離れていく区間で、新・村山橋が完成してから新しい撮影スポットになりましたね。
金曜には自分一人だったのが昨日、土曜日は同業者も増え総勢で5人くらいに。少ない方でしょうが、1人→5人に増えればさすがに驚く(笑
A編成は2/4の運行からヘッドマークがラストラン仕様になっているようです。
「信濃路を走って五十四年 ありがとう おつかれさま
さようならA編成 一九五七~二〇一一」
私が追っかけているのはこの4年間ではありますが、あらためて寂しいものがあります。
2000系の撮影はここまで、この後小布施へと移動するため須坂まで来たのですが…
2000系や入線列車を撮りつつ、入換えを眺めていました。
他の同業者の方は全然気づいていなかった(?)みたいなのですが、珍しいものを見たのでご紹介を。
車庫から出てきた8500系T1編成、一旦停止後「試運転」表示となりました。
入換えを見てると、幕表示は様々なので大した違和感を感じませんでした。
その後、T1編成は湯田中方本線へ一旦出てから須坂駅5番線(ホームは使用中止中)へ入線。
朝ラッシュ後だからか、新2100系電車2本がいるから庫内が手狭だからか5番線に疎開させられたのかと思っていました。
聞きなれた緩解音が聞こえ、加速していったと思ったら…
…そっち行くの!?
配線から考えて、屋代線の本線を入換えに使う意味は全くないわけでして。
事実、この後少なくとも40分以上戻ってきませんでした。
(10:43発の下りに乗ったため)
いったいどこまで試運転しに行ったのか気になる…
普段屋代線には8500系は入線しませんので、ちょっと貴重なものを見た気がします(笑
分かっていればもっとマシな写真が撮れたのに…orz
帰りは遊びに来た親父の車に便乗、小布施で観光をした後、帰宅しました。
12日の定期運用最終日には行きません。
今回、A編成とは3日かけて十分にお別れをすることができました。
長野電鉄の公式HPにも出ていますがhttp://www.nagaden-net.co.jp/sayonara2000/、運用離脱後は臨時用として残り、3月に正式引退のようです。
春になったら、今度はD編成とのお別れに行こうと思います。 -
2泊3日で長野に来ています。
長野電鉄2000系A編成が来週2/12(土)で定期運用からはずれるhttp://www.nagaden-net.co.jp/sayonara2000/、ということで最後にその雄姿を記録しておこう、また2/12と来週はカオスになりそうと踏み、今週のうちに一人静かに見送ろうというわけでして。
昨日も下りの始発列車に乗って沿線で撮影。
平日ということもあってか撮影者は皆無。一昨日の夕方に須坂駅で7~8人集まったくらいなので、まだそこまで人手はないような感じでした。
それでも「皆が撮ってる前で平気で撮影する」輩がいましたので、最終日が近くなるとやはり完全に気持ちよく…とはいかないですね。
2000系A編成
北須坂~小布施間の橋梁にて
2000系D編成
北須坂~小布施間の橋梁にて
※トリミング済み
8500系T6編成
村山~柳原間にて
昨日は朝日が出た直後に降雪があり、長野らしい雪まみれの写真も撮ることができました。
2000系D編成
村山~柳原間にて
長電沿線の撮影地もだいぶ開拓しましたが、村山橋付近はまだまだ未開拓。
昨日はポピュラーな撮影場所でしたので、今日、もうちょっと探してみようと思います。
あと30分もすれば始発が動きますので、今日も撮影に行ってきます。
ではではノシ -
元・営団地下鉄3000系が譲渡された長野電鉄3500/3600系。そのうち3500系が2両編成、3600系が3両編成と形式が割り振られています。
今回製作しているのは3連の3600系で、ヒューズボックスの一部撤去や冷房化改造など比較的作業量が多くなっています。それゆえちょっとずつ…と進めていたらもはやいつから作ってるのかすらわからないくらい長い時間をかかってしまっています。
そして製作中に撮っていたはずの写真すら見当たらないという体たらくなのです。。。
ですのでいきなり塗装段階から紹介いたします。
今回は3500/3600系でも特徴的な冷房改造車を製作しているので、営団の非冷房仕様となっている製品状態を一度プレーンな状態に戻し、加工する必要があります。
そんなわけでパンタの配管も全てパイピングし直しているのですが…それはまた今度紹介しましょう。
冷房改造にあたっては従来からのベンチレーターが撤去されたため、その「跡」が屋根上に残っています。それを塗装にて再現します。
基本の屋根色はGM35番(ダークグレー)、冷房の載る部分やベンチレーターのあった「後から改造が加えられた部分」は白っぽいグレー(GM9番+Mr.COLOR GX1クールホワイトを1:2ぐらいで混ぜたもの)で塗装しました。
うまい具合にパッチワーク模様が再現でき、より「地方私鉄の大手譲渡車」らしくなったのではないかと自画自賛です。
そんなわけで次回はいちからパイピングしたパンタ車の配管部分を紹介できればと思います。