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桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

「江別風」3軸ロッドDLを作る~その1
2022年3月に発売されたトミーテック「ノスタルジック鉄道コレクション」第2弾。
「どこかで見たような」機関車・気動車・客車がラインナップされる同シリーズですが、第2弾ではL形DL2種がラインナップしていました。

モデルとして一番近いのは別府鉄道のDB201でしょうか。
(当然ながら写真は持ち合わせていないので掲載割愛…

鉄道コレクションということで、製品のまま遊ぶのであれば2軸の動力ユニットTM-TR07を組み込むのですが、なんとなく軸距が気になり動力を組み込まないままで仕舞い込んでいました。

そうこうしている内に発売されたのがアルモデルさんの「A4014 アルパワーNZC20S動力装置」。ノス鉄用にサイズを合わせ設計された3軸ロッド動力で、簡単工作で3軸ロッドのDLを手に入れることが出来るようになります。



お店ではあまり出会うことが叶わなかったのですが、名古屋鉄道模型バザールにアルモデルさんが持ち込まれているのを見つけ、発売から約2年越しでの動力調達となりました。

という訳で、ノス鉄が種車ゆえ「架空機」にはなってしまうのですが、石炭を運ぶ専用線にいた入換機の雰囲気を目指して工作を始めてみました。


…毎度のことながらお手軽工作のつもりだったのに、気になり始めると色々と手を入れてしまう悪い癖が出ています。
車体下部の乗降ステップを安全に上るために必要な手すりを植えるのですが、そこに手を入れるとボンネットの握り棒なども気になってきてしまいます。
そんな訳で目立ちそうな部分の手すりはすべて植え替えてみることにしました。


▲色々植えてみた結果がこちら。

U字型に曲げた手すりはφ0.5mmの真鍮線。
ボンネット上部の手すりは銀河モデルの割ピンにφ0.3mmの真鍮線を通してみました。
ヘッドライト脇の手すりもφ0.3mmの真鍮線です。

ボンネット上部への昇降用手すり(足掛け?)はトレジャー製電車・気動車用の手すりからサイズが幅広な手すりを採用。
ボンネット前部のラジエーターグリルはアルモデルの製品付属のパーツです。
ノス鉄DLはボンネット部分にナンバープレートがあるため、これを避けたL字型のラジエーターグリルパーツも封入されているのですが、今回はナンバープレートを全て削り真四角のラジエーターグリルをはめ込み、ノス鉄とパッと見の印象が変わるよう意識してみました。
(江別の実車も先頭部にナンバープレートはないですしね)



また、3軸ロッド機をはじめ入換機関車の写真を多数見比べていると、先頭部の解放テコが気になってきます。形状も取り付け方もマチマチです。
そんな訳でφ0.3mmの真鍮線を実物合わせで曲げ、それっぽいものを製作してみました。

解放ピンを持ち上げる中央部分が出っ張っていて、左右両端は持ち上げのため90度曲げられています。入換係の作業者が操作しやすいよう先端部がさらに90度曲げられているなど、千差万別です。

入換作業担当者が使うことを意識しつつ「それっぽく」曲げて製作した真鍮線製解放テコを銀河モデルの割ピン4本を使い橋台枠に固定しました。

せっかく車体も全塗装になりますので、デッキに見えてしまっているプラが溶着した跡や流し込まれた跡などもヤスリで整えておきます。
車体が小さい分近寄って見ますし、気になり始めるとそればっかり見えて気になってしまいますしね。

そんな訳で車体側の加工が完了したので塗装に移ります。

~つづく~

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