前回の続き、ということで京阪電車意外の「万博ラッピング」を見ていきたいと思います。
※前回と繰り返しになりますが、全社をコンプリートできた訳ではないため、私自身が撮影に行けた・タイミング良く見られたもの限りとなります。
前回:EXPO2025 大阪・関西万博【京阪編】
▲大阪モノレールは割と早くから万博ラッピング編成が走っていました 2023.7
※前回と繰り返しになりますが、全社をコンプリートできた訳ではないため、私自身が撮影に行けた・タイミング良く見られたもの限りとなります。
前回:EXPO2025 大阪・関西万博【京阪編】
▲大阪モノレールは割と早くから万博ラッピング編成が走っていました 2023.7
▲1970年大阪万博の象徴、太陽の塔と「1970年大阪万博50周年記念号」 2023.7
2020年3月に登場した「1970年大阪万博50周年記念号」編成(2615編成)ですが、撮影時期の2023年には「いのちの輝き」ロゴも追加されていました。
登場時の写真を調べると、当然ながら「いのちの輝き」ロゴの掲出はなく、どこかのタイミングで追加されたようですね。
※同編成のラッピング開始が2020年3月15日、「いのちの輝き」ロゴ発表が2020年8月25日。
▲万博記念公園駅にて 2023.7
EXPO大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の発表は2022年7月18日でした。
さすが万博記念公園駅ということもあり、公式キャラクターデザイン決定のポスターが大阪モノレールの鉄道むすめ豊川まどかさんと並んでしっかりと掲出されていました。
(今思えば「よく撮ってたな自分」という感想です。)
お次は大阪モノレールとも接続している阪急電鉄。
他社のような全面ラッピングでないあたりが「さすが阪急」という感じ。ラッピングも先頭車だけへの施工で中間車はノーマルのまま。とはいえ車両塗色がマルーンなので、白基調のラッピング車よりグレーのこみゃくが目立つのが特徴的ですね。
車体にはしっかり”こみゃく”が散りばめられ、車両側面中央と先頭のヘッドマークではミャクミャクが立ちポーズをキメています。
これを撮影したのは万博への駆け込み需要が増えつつあった2025年9月、すれ違った乗客から「帰りの電車、ミャクミャクや」などと聞こえていて、登場当初の評判はどこ吹く風、人気キャラクターになっているのを感じました。
…それ以前に大阪をウロウロしていると、ミャクミャクぬいぐるみを初めとして万博の小物を身に着けている人も多いので、やはりこの万博の影響力はかなり大きかったのではないかと思います。
南海電車では50000系ラピートにフルラッピングが行われました。
各社で展開された全面ラッピングの中では珍しく、青色を貴重とした「Umi」デザインでした。
ヘッドマークが付けられないからか、特徴的なラピートの鼻筋の部分でミャクミャクがポーズをキメています(笑
「赤・白・青・グレー」貴重の他社ラッピングの中では唯一の「Umi」デザイン、マイクロエース社から製品化されなくて本当に良かったです。発売されて入れたGM京阪3005Fと合計して10万円出費コースは確定、なんとかお財布が守られたまま会期が終了しました。
最後は大阪メトロ。
▲トリミングしまくりでなんとも苦しい写真ですが…
夢洲へのアクセスを担ったのは中央線ですが、万博ラッピングが施されたのは御堂筋線の30000系。(谷町線でもラッピング編成が走っていましたが、遭遇できず)
公式発表では「オリジナルデザイン」と書かれていましたが、”こみゃく”を配した他社とは異なる雰囲気のラッピングでした。(エコバッグなんかでこの柄が使われていましたね。)
今回ご紹介した以外の事業者のラッピングを見に行くことは叶いませんでしたが、一部の列車は会期終了後も(期間限定ながら)走るようですし、機会があれば見に行きたいものです。
一番期間が長いのは岡山地区の213系…?
関西の各社局がこれだけ広範囲で同じテーマのラッピングをするというのも前代未聞で、それだけ大阪・関西万博に対する力の入りようが伺えます。
会場内でも関西各地の名物が提供されていたりと、万博をきっかけに来日した観光客に「少しでも関西を楽しんでもらおう(=来てもらおう)」という気合と一体感が感じられるものでした。
これだけ一体感を感じるイベントもあまりなく、この2025年のイベントに立ち会えたというのは非常に幸運なことなんだと思います。
さて、写真を出し尽くして次回は最終回、【JR編】に参りたいと思います。
~つづく~
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