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前回の続き、ということで京阪電車意外の「万博ラッピング」を見ていきたいと思います。
※前回と繰り返しになりますが、全社をコンプリートできた訳ではないため、私自身が撮影に行けた・タイミング良く見られたもの限りとなります。
前回:EXPO2025 大阪・関西万博【京阪編】
▲大阪モノレールは割と早くから万博ラッピング編成が走っていました 2023.7 -
2025年4月13日から半年、184日に渡って開催された「EXPO2025 大阪・関西万博」が本日10月13日に閉会を迎えました。
開催されるまではネガティブな話題が目に入るばかりで、私自身も予定が確保できて万博に初参加出来たのは7月になってからでした。
行ってみれば「実際に行ってみる」ことの大事さを感じるばかりでした。大屋根リングの迫力や各国パビリオンの趣向を凝らした展示とコミュニケーション、「万博価格」なんて言われつつも1日で様々な国の飲食を口にできるなど様々な楽しみ方があり、パビリオンが見られなくとも大屋根リングやパビリオンの外観を見ながら食事をするだけでも万博らしさを楽しむことが出来ました。
7~8月頃までは、パビリオンは並んでいてもレストランには入ることが出来ましたし、テイクアウトの列も比較的短めでそこで味をしめた楽しみ方を見つけられたのも大きかったです。
通期パスを買わなかった惜しさ、春頃ももっと涼しい時期から行っていれば…と先見性のなさに後悔する部分もありますが、この大阪万博に複数回行けただけでも一生ものの体験だったと思っています。
さて。
このブログで万博会場内のことを書いても…ということで万博に関する鉄道ネタで私が追い掛けられたものだけ数回に分けて記事化していきたいと思いますので、よろしくお付き合いください。
(大阪行きの数少ない機会の中で見られたものなのであまり多くはないですが、こうして少しでも引き延ばすことで万博ロスを軽減しようという画策にお付き合いください) -
鉄道ジャーナル詩1987年9月号(No.251)のP.58~59に掲載された表題の『食堂車の新しい使い方教えます!●スシ24形 異常のデビュー』記事。
1988年の青函トンネル開業・北斗星運転開始を目前に控え、サシ481形から改造されたスシ
24形を用いた団体臨時列車を紹介する記事だったのですが、この編成がなかなかのインパクトでずっと頭から離れませんでした。
※気になる方は是非古書店等で探してみてください。
札幌~トマム間で運転された同列車(9414レ)はスシ24形3両をスハフ14で挟んだ5両、それを国鉄色のDD51が牽引するという、北斗星運行開始前でなければ実現できない編成。
悲願の東京~北海道直通列車に投入する前の車両を臨時列車で使ってしまう、という大胆さも今時ではなかなか考えられないですし、副題通りまさに「異常のデビュー」です。
そんな訳で某スティックやら吊るしの単品ジャンク車両を探すこと数年、ようやく種車が揃ったので編成を組めるよう工作を行いました。 -
中古模型店を定期的に巡回中、たまたま手に入った鉄道コレクションの国鉄クモニ13形。動力付き+パンタ交換済で割とお得な買い物だったので、つい購入してしまいました。
いつの製品だったか調べてみたところ、第4弾とかなり初期頃の製品でした。発売は2007年、1両460円(税抜)の時代です。
https://www.tomytec.co.jp/diocolle/lineup/tetsudou/tetsudou04.html
記憶が間違っていなければ、発売当時は割と人気でプレミアがついていた気がしますが、KATOから同形式が発売されたこともあって、さすがに値段も落ち着いてきている感じでしょうか。
購入してきたプレーン状態で記録を残しておきました。
リベット表現も割愛され今の目で見るとかなりサッパリとしたディテールです。KATO製だとリベット表現もされていますし、そちらの方が良い方も多いことでしょう。お安く・手軽に遊ぶにはこれで十分という見方も出来ます。 -
気が付けば3ヶ月も空けてしまいました。あまり時間もとれず工作は少しずつしか進んでいませんが、お見せできる進捗がすこし溜まりましたので、記事化していきたいと思います。
さて、前回記事に引き続き2024年にTOMIXから発売された「<97959>キハ183系特急ディーゼルカー(さよならキハ183系オホーツク・大雪セット」を弄って行きたいと思います。
2023年3月ダイヤ改正の直前に残っていたキハ183系は25両(5200番台を除く)。
キハ183形が11両、キハ182形が9両、キロ182が5両の陣容で。所定の4両編成のほか、増結21号車を加えた5両編成での運行も行われていました。
リバイバル新特急塗装を含むラストラン編成は別途整備しますので、今回は復刻塗装を含まないHET車のみの4両・5両編成を組成することとしました。 -
2024年にTOMIXから発売された「<97959>キハ183系特急ディーゼルカー(さよならキハ183系オホーツク・大雪セット」。
キハ183-8565・キロ182-504が復刻新特急色になったセットで、最末期のオホーツク・大雪として遊べるほか、一般販売の基本セットにテックステーション限定販売だった増結セットを加えると2023/4/10のラストラン編成が再現できる構成での販売でした。
製品面で見ると7550番台車の販売は2017年以降6年ぶり。ラストランセットが出る前から末期のキハ183群をやろうとすると床下の再現難易度が高く、どうにもならない状態が長く続いていました。
さて、キハ183系のラストランは4/7~4/8の札幌~函館往復、4/9~4/10の札幌~網走往復で行われたのですが、発表当初はいずれの運行もキハ183+キロ182×3両+キハ183の5両編成で発表がなされていました。
当然ながら発売日にチケットは即刻完売したわけですが、驚くべきはその後「札幌~網走のラストランオホーツクへの増結」が発表されたこと。キハ182形2両を増結し、通常運行でも見られなかった7両編成での運行が実現したのでした。
TOMIXにとっても恐らくこの点は幸運で、キハ182が編成に組み込まれたことにより「キロ182のM車を製品化しなくて良い」ことになりました。その場合は無理にラストランセットとせずに「最末期のオホーツク・大雪セット」として発売していたのでしょうが…
製品はキハ182-508がM車設定となり、無事に7両編成で模型を走らせることができるようになってめでたしめでたし…とは行かず。
これでは2023/4/7~4/8運行のラストランニセコ・北斗が再現できない訳です。