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桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

京阪2200系リバイバル塗装編成 ミステリーツアー
1964年に登場した京阪電鉄2200系がデビュー60周年を迎えるにあたり、なんと2200系1編成(2216-⑦-2262編成)が「旧塗装」に塗り替えられ「リバイバル塗装編成」として運行されることとなりました。
京阪本線で京阪旧塗装が見られるのは11年ぶりで、「ちょっと前」くらいの感覚ですが下手すると「旧塗装を初めて見る」世代もいたりするくらいの時は流れているんですよね。

試運転の写真をTLで見かけ高まる期待を抑えつつ、向かえた土曜日。
2024/7/27(土)に催行された「2200系リバイバル塗装編成ミステリーツアー(ミニ撮影会付き)」のチケットを運良く購入することができまして、久々の旧塗装を堪能させていただきました。
※1週間経ってようやく写真整理が出来ました。。

ツアーの集合は中之島駅。朝8時代の集合ということで「移動中に何かあったら一発アウト」。
若干の緊張感もありつつ始発の新幹線で新大阪入りし、大阪環状線福島駅から徒歩で中之島駅入りとしました。
受付を済ませ案内されるがままに秘密の扉から構内へ入場し、3番線へ。
中之島駅に来る機会もあまり無いうえに3番線に入れるということで、個人的にはかなり貴重な経験でした。

1番線を離発着する定期列車を眺めることしばし―

ついに旧塗装となった2216-⑦-2262編成が入線しました。

個人的に最後に京阪旧塗装を見たのが中之島線内だったため、何となく縁も感じます。

入線とともに、参加者50名は思い思いに撮影タイム。
一般旅客がいないホームなので、気にせずこのようなローアングルも撮ることが出来ます(笑
いろんな方が指摘していますが、検査標記が側面に戻されたのも京阪の気合の入りようを感じるポイントです。

9:06、(ミステリーツアーなので行先はおろか発車時刻も知らされていないのですが)定刻で中之島駅を発車。中之島線内をノンストップどころか京橋駅も通過し、複々線区間へ突入していきます。
「ゆったりと楽しむ」なんてことはなく、複々線区間は定期運行のような激走。放送が聞こえないくらいの気持ちいモーター音が響いていました。
7両編成で50人の参加者、しかも両先頭車に参加者が集中したことで、中間車はガラッガラ。1ロングシートを1人で使うくらいの贅沢さで走行を楽しむことが出来ました。

車内放送も案内放送があったのですが、1990年頃の案内図を復刻し各号車扉脇の広告枠に差し込んで下さっていました。
(営業運転でどうなっているのかは未確認です。さすがに外されてる…?

▲案内図全景

▲ツアー出発地である中之島線は当然ながらなく

▲やっぱりチェックしてしまう京津線地上時代

既にほかの参加者の方もアップされていますが、中之島駅を出た列車は中之島線内どころか京橋駅も止まらずに通過、複々線を爆走して淀駅へ。
淀駅で大阪方に折り返しつつ淀車庫へ入線、車庫内で転線・折り返しを繰り返した後にそのまま大阪方に向かって本線へ戻りました。

「ミステリーツアー」ということもありミニ撮影会がどこで開催されるのかが注目だった訳ですが、特にアナウンスなく淀車庫を出たことで淀での撮影会の可能性は消え、寝屋川車庫での開催が色濃くなります。

来た道を若干ソワソワしつつ戻るわけですが、寝屋川市通過前に放送が入り寝屋川車庫で身に撮影会を開催することが確定。
京都方の渡り線から入出庫線を通り41番線に到着、そこで一旦全員下車となり、車庫内での撮影会が開催となりました。


▲41番線に到着後、新塗装の2211-⑦-2261編成と並びを撮影。

しらばく後に2200系は入換を行い44番線へ再度入線。
前尾灯や種別・行先表示を切り替えての撮影会となりました。


▲大阪方からの撮影のため、「急行三条」は尾灯点灯


▲「深夜急行樟葉」(淀屋橋→樟葉なので尾灯点灯で撮影の後、前照灯も点けてくれました)


▲平日朝ラッシュに撮ることが無いため、初撮影の通勤快急

▲「快速特急淀屋橋」

▲まだ幕があるんかい!とツッコミたくなった「K特急淀屋橋」

50人という人数設定もあり比較的落ち着いた雰囲で、前尾灯や標識灯の切替えなど京阪電鉄の皆様の心遣いもあり非常に充実した撮影会でした。



旧塗装編成は「団体」副標を再装着し、44番線から39番線へ転線。
洗浄台から我々も乗車し、最終目的地までのラストスパートとなりました。

移動中に最終目的地が樟葉駅であるとの案内があり、その道中で今回の記念品が配られました。


配布されたのは今回の60周年企画で発表された1日乗車券と、上写真のアクリルパネル。
展示用の足もついてしっかりした出来です。
配布されていた社員さん曰く、今回のために新規にデザインし製作した一品とのこと。
日付も入りまさに「今日のツアー参加者の記念品」ですね。

折角なので車内で出させていただき、2200系車内で撮影しておきました。
さすがに「旧塗装編成の中で撮ってる」のは写真では伝わらないのですが(笑




そんな訳で事故・トラブルもなく2200系旧塗装編成ミステリーツアーは無事に終着の樟葉駅へと到着しました。
同日、樟葉駅隣接の「くずはモール SANZEN-HIROBA」ではオリジナルグッズの販売会や記念企画展が行われていましたので、そこへのアクセスを考慮したルートだったのでしょう。

比較的長時間のツアーだったため、鴨東線まで行くのか、はたまた中之島まで戻るのか…など色々想像していましたが、樟葉終着は完全に予想外でした。

改札を出てツアー解散後すぐにホームへ戻ると、回送される2216-⑦-226編成を少しだけ撮ることが出来ました。

先行の特急で大阪方へ先行することも出来ましたが、各駅・沿線とも結構な人出でしたので、ここで見送って終わりとしました。


時刻はまだ昼過ぎ。京都方面の列車に乗り込み、行きなれた撮影地で撮るべく京都方面へと向かいました。

~つづく~


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