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桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

東武特急スペーシアXと日光・鬼怒川旅行~その1
2024年7月15日にデビュー1周年を迎えた東武特急「スペーシアX」に初めて乗車して来ました。

実は100系スペーシアにも乗ったことが無く、東武特急で日光へ行くのも初体験。
15年ほど前、学生時代に行った時は浅草から6050系の快速で行きましたので、もはや隔世の感すらありますね。

予約開始の1カ月前の朝からスマホに張り付き、なんとか指定券を入手。
平日朝一の便すら割と早めに埋まって行き、当日の車内放送では満席御礼の案内まで。土休日だと余計にプラチナチケット化してるんでしょうね。

そんな訳で貴重な平日休みを投入して特急スペーシアXに乗車し、日光・鬼怒川へと行ってきました。

▲朝一はAM7:50浅草発のスペーシアX1号。

車内でビールを飲む前提ならもう少し遅めの便の方が良いかもしれませんが、それでは着いてからの時間が勿体ないというもの。
こうなったら朝8時前でも飲んでやると意気込み、1号を予約しました。



今回予約したのは1号車「コックピットラウンジ」。
1号車後位寄りに設置される「GOEN CAFE」に併設されたラウンジのような雰囲気で、背もたれの低いソファが並ぶため非常に解放感が溢れる車内空間になっています。日光金谷ホテルや大使館別荘などをイメージして作られた車内ということで、雰囲気の良さに納得です。

色々見ていると(背もたれに体を預けて座りたい方だったのか)背もたれが低いと不評が呈されているのも見掛けました。確かに背中を預けきる事は出来ないですし、コンパートメントのような所謂「個室感」はないですね。どちらかといえば空間全体を楽しむようなつくりと言えるでしょう。
ソファ自体の座り心地も良く、前面展望を含んだ開放的な車内空間で私自身は非常に快適かつ楽しく利用できたため、好みの差でしょうね。


「GOEN CAFE」は1号車コックピットラウンジ・6号車コンパートメント/コックピットスイート利用者は無制限で利用することができます。スタンダード/プレミアム/ボックスシートではWeb整理券入手が必要となります。
浅草発車後、準備が整い次第購入できる特別感もまた良き感じです。
こうなって来ると、もはや複々線区間が始まる北千住より手前=朝8時から地ビールの摂取が始まってしまいます。複々線区間に入ると、地下鉄車や直通の東急車を抜き去っていく快速感も加わりますますビールが進みます。
飲み物もツマミみ追加で飲みたくなったらいつでも買える、というのはコックピットラウンジの良さですね。


デッキの天井に液晶画面が埋め込まれているという、これまであまり見たことがない構造。
青空や星空といった映像も流れるようですが、この日はデビュー1周年から間もない時期ということもあり、1周年記念の映像が繰り返し放映されていました。
デッキの壁に埋め込まれたモニターは行先表示のほか写真のような前面展望も流れています。(客室端部、鴨居部分のモニターと内容は連動…?)
近鉄特急や名鉄ミュースカイなど割と一般的になりつつある前面展望映像ですが、デッキで流れているのはこれも初めて見る気がします。



そんな訳でそうこうしている間に約1時間50分の乗車は一瞬で過ぎ、東武日光駅に降り立ったのでした。

2024年現在で、私鉄特急としては最新型となる形式と言って良かったでしょうか。
日光行きの東武特急は昔から力の入った形式が投入される線区ですが、ついにここまで来たかといった印象です。
運転席があるため小田急ロマンスカーのような「座ったままの前面展望」こそ少々厳しいものの、仕切りの大きなガラスと前面の1枚窓で、ソファ席に座った状態での解放感はなかなかのモノでした。(天気が良かった、というのも大いに影響していそうですが)
子供の頃に乗るのと、大人になってから乗るのではまた印象も違うでしょうね。


何か記念に手元に残したい…とついつい扇子にも手を出してしまいました。

そんな訳で想定以上の良さでスペーシアXにハマッた旅となったのでした。

それだけハマった1週間後に製品発売となれば…買わないでいられるはずがありません。

TOMIX<98824>「東武N100系スペーシアXセット」、我が家でもお迎えしました。
車内の加工はまた後日。

~つづく~

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