桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

名古屋での戦利品~SAT721系を加工する

前回の記事で名古屋に行った話を書いたのですが、
その際に寄った模型屋さんで「赤い電車」さんの仙台空港アクセス鉄道のSAT721系を発見、つい購入してしまいました。

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この製品は結構画期的でして、最初っから鉄コレ動力と鉄コレ台車を使うといういい意味での開き直りっぷり。
そのため動力台車につける台車のレリーフが入っています。
そしてあえてパンタを可動式にしたのも努力のたまものでしょう。ただまぁ鉄コレみたく上がりっぱなしorBトレみたいな下がりっぱなしでもいいので2両で3000円という価格をどうにかしてほしかったのですが(苦笑

発売から結構経ってしまっていますし、通販で買えないこともなかったのですが、そこまで早急に欲しいわけでも…という感じだったのでこれまでずっと買わずにいたのです。
同時に共通設計車のE721系500番台も売っていたのですが…なぜ買わなかった、自分。

この製品は各所で酷評されていました。あえて挙げるなら
1.パンタは上下するけどちゃっちい
2.前面の窓がちょっと縦長
3.車体共用のため、クハに必要ないルーバーがモールドされてしまっている
4.妻面寄りの窓が再現されていない
というところでしょうか。

さてさて、ダメな子ほどカワイイではなくて、これらをどう解決するかという問題です。がぜんやる気出てきます(笑
1.パンタはKATO885系用に取り換える。
2.シカタナイ
3.ルーバーなんて削って再塗装(タッチアップ)してやる!!
4.ガラスパーツが付いてきていて、まさに「各自創意工夫の上~」状態。やってやらぁ!!

という乱暴なやり方で解決することとしました。

20100702214949.jpg窓が開いていないのはこの部分。
反対側はトイレがあったり空港利用客向けの大型ラックがあったりして窓が無いのですが、こちらの面は窓があるのです。







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そしてその部分の裏には意味ありげなモールドが…

付属してくる窓パーツをはめてみると見事ぴったりだったりするのです(笑

そんなわけで、この凸部分を目安に穴をあけます。
ただし幅しかわからない上、表面からはわからないので慎重に慎重に。




20100702224426.jpg1ヶ所開きました。

ドリルで穴をあけ、それをカッターやヤスリで徐々に広げていく慎重な作業です。窓の四隅、R部分は丸棒ヤスリで窓パーツと合わせつつ削って合わせました。





20100702231902.jpg2ヶ所とも開け終わり、窓をはめてみました。

思っていた以上にぴったりはめ込むことができました。いつになく慎重に作業した結果です(笑

上の写真でわかるように窓の上端はだいたいの位置が決まるので、下端に関しては本当に現物合わせで開けています。



20100702235952.jpgあとは屋根が整形色のまま(クーラーは塗装されてる)&信号炎管などがしょぼいので、屋根にも手を加えます。

列車無線アンテナと信号炎管はKATOとTOMIXのものにそれぞれ交換、細長いホイッスルカバーはストックパーツがなかったのでそのままとしました。
本当は銀河のパーツに置き換えた方がリアルなんですが、そこまでするのも…(苦笑



そんなわけで屋根は中性洗剤で洗ったあとGM9番で塗装、マスキングしてクーラーをガイアノーツのライトステンレスシルバーで塗装しました。整形色のままよりも見れるようにはなったかと思います。


実際の作業もここで止まっていて、帯を塗り替えるための塗料を買ってこなきゃなぁ~と思いつつ買い出しに行くと忘れてくるということを繰り返した結果今日まで放置してしまっています。

また作業が進展し次第ご報告したいと思います。。。?


最後に。
名古屋に行って仙台の車を買ってきてることにつっこんではいけません!!←

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