桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

鉄道コレクション「横浜高速鉄道Y000系」導入
非常に久々となる東急系の車両が入線しました。

2021年1月に発売された横浜高速鉄道Y000系一般色・うし電車。
当方では一般色2連1本のみを導入。
例によって動力化に合わせて少しだけ弄ってみました。


Y000系は東急田園都市線長津田駅から分岐する「こどもの国線」用に3編成が存在し、車両こそ横浜高速鉄道の所有ながら検査や運行は全て東急電鉄が行っています。
そのため、タイミングによっては長津田駅構内を介しての新車授受等の際にY000系が駆り出されることも。

今回はそんな遊び方も想定し、下り方(こどもの国・中央林間方)となるデハにはTNカプラーを付けておくことにしました。

このため動力はクハの方に仕込み、デハをT車にして加工の手間を減らしました。




鉄コレの製品状態で床板にはボディマウントTN用の突起があるのですが、品番0374をそのまま付けると上のような写真の状態になります。
台車の首振りにも全く影響しないものの、連結出来ないくらいに奥まってしまいます。これを何とか前に出さなければ連結器として用をなしません…



という訳でもはや当工場おなじみですが(品番0374)ボディマウントTNをゴリゴリと加工して行きます。取り付け用爪を切除、更にスカートの足が当たる箇所も切り欠いてスカートの取り付け足の間に嵌まるようにしています。
スカートに当たるので連結器胴受けのモールド部分も切ってしまいました(どうせスカートで見えなくなりますし…



両面テープで仮固定したらφ1.2mmのピンバイスでネジ穴を開け、M1.4x3mmの精密皿小ネジで固定。これで連結・開放を繰り返しても外れませんし、万一カプラーが壊れても交換できる体制となりました。
※本当はネジ穴を開けた後にタップを切った方がいいのでしょうが、そこは手抜きでそのまま小ネジで揉んじゃってます…



鉄コレ標準で必要な加工がアンテナ取り付け穴の開口。
これが罠でして製品通りの位置に穴を開けると、実車よりもちょっと後ろに取り付いてしまいます。そのため製品についている取付用ガイドよりも少し先頭寄りにφ1.0mmの穴を開け、アンテナを取り付けています。

なにも考えずにガイド通りに穴を開けてしまい、結局埋め直し・再度穴あけをする羽目に…
微々たる差のためそのままでも恐らく「バレない」箇所ではあるのですが、どうしても気になりやり直しました。
屋根の再塗装必須となりますが、どうせ2両ですしサクッと作業(苦笑



製品は最新の状態である車端部の黄色帯が貼り付けされているのが再現されています。
2020年のラッピング車である「うし電車」と同時製品化されているので、これは当然でしょうね。

とはいえ当方が見慣れているのは黄色帯貼り付け前ですので、エナメル溶剤を爪楊枝に染み込ませて黄色帯を除去。必ずしも上手く行くとは限らないのですが、今回は上の写真程度までは落とすことが出来ました。

それでもちょっと汚げな跡が残るため、黄色帯剥離後にGM8番(ステンレスシルバー)を軽く吹き付けて整えておきました。



行先表示は前面ガラス内側に印刷されています。製品状態では182運行の長津田行き。
折角ですので下り方の先頭車は181運行にしてみました。
GMの東急5000・Y500用ステッカーに封入されていたものの、使いどころがなくそのままだった表示についに使い道が生まれました。東急5000系各種仕様の発売が確か2008年ですので、あれから13年…と考えると感慨深いものです。



という訳で冒頭の写真に戻りますが、各所塗装・組み立てを終えてこれにて完成。
各形式が製品化されて来た東急車、これで最後のミッシングリンクが埋まった気がします。



という訳でマイクロエースのY500系とともにケースへ収納。
横浜高速鉄道ケースが出来る時代が来るとは思いませんでした。
写真を撮るために久々にY500系のケースを開けたのですが、ステッカー等々まったく弄っていないことがバレる写真…

という訳で1年ぶりの「東急電鉄(模型)」カテゴリーのネタでした。
弄ってない車は上の写真の通り多々あるものの、加工や自体も記事化もまったく進みません。焦らず少しずつ浮気しながら進めていきたいと思います。


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