桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

KATOユーロスターのカプラー交換

▲実車・模型ともに共演が楽しめるEuroStarとThalys PBA(友人所有)
(プラスポート様にて)

2020年10月に発売されたKATO「Thalys PBA」。
TGVシリーズ久々の再販・新製品という事もあり、御存知の通り各所の改良が行われました。

一方で今回の本題でもあるKATOのユーロスターは英国型で最も入手しやすい形式とも言えますが、恐らく最後に生産されたのは2003(平成15)年のリニューアル時でしょうか。

今回、Thalys PBA発売と同時に発売されたAssyパーツを使用し、このユーロスターの改善を図ってみました。

今回最も注目していたのがこの「Z04-9863 タリスPBA ドローバー」。
繋ぎにくい・解結しにくかったユーロスターの特殊なカプラーを、KATOカプラー(と呼んでいいんでしょうか?)に交換する事が出来るようになりました。

これで連結・解結の手間が劇的に改善されます。

交換作業は大規模にバラす事もなく簡単に完了しました。
※例によって同様のやり方をした場合の責任は負いかねますのであしからず…

交換するのは「連接台車以外の箇所」ですので、作業量自体も大した量ではありません。
サクサクと進めていきましょう。



両先頭車は車体のグレー部分を車端部だけバコッと外し、カプラーを差し替えます。
写真のようにアゴが外れたような状態にすればポロッとカプラーが取れるので、新しいカプラーを入れてアゴを戻すだけ。



編成中央に来る1等車は幌パーツを外す必要があるため、ここからマイナスドライバーを差し込んで捩じって外してみました。
甘い個体と固い個体がいるので、力加減は要注意ですね。



幌を外したらどうように車体のグレー部分をバコッと外し、カプラーを交換。

1袋に10個のカプラーが入っていますが、1編成で使用するのは6個。
(機関車/1号車車間・9/10号車車間・18号車/機関車車間)
交換するのが1編成であれば、1袋買えば充分ですね。

新塗装編成と旧塗装編成、2編成分のカプラーを交換し作業完了。
2袋使用し8個分のカプラーが余りましたが、まあまた増やした時の予備に取っておくことにしましょう(笑

連結間隔が狭まるなど外観上の変化が見られるわけではありませんが、安心してストレスなく連結・解結できるというのはかなり大きな効果。

身の回りの店舗では見掛けなくなってしまいましたが、2021年5月にThalys PBAKが発売される際にまた再生産されるのでしょうか。
ユーロスターをお持ちの方…は既に多くの方が交換を実施されていそうですが、かなりオススメなAssyパーツでした。

~おしまい~

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