2024年にTOMIXから発売された「<97959>キハ183系特急ディーゼルカー(さよならキハ183系オホーツク・大雪セット」。
キハ183-8565・キロ182-504が復刻新特急色になったセットで、最末期のオホーツク・大雪として遊べるほか、一般販売の基本セットにテックステーション限定販売だった増結セットを加えると2023/4/10のラストラン編成が再現できる構成での販売でした。
製品面で見ると7550番台車の販売は2017年以降6年ぶり。ラストランセットが出る前から末期のキハ183群をやろうとすると床下の再現難易度が高く、どうにもならない状態が長く続いていました。
さて、キハ183系のラストランは4/7~4/8の札幌~函館往復、4/9~4/10の札幌~網走往復で行われたのですが、発表当初はいずれの運行もキハ183+キロ182×3両+キハ183の5両編成で発表がなされていました。
当然ながら発売日にチケットは即刻完売したわけですが、驚くべきはその後「札幌~網走のラストランオホーツクへの増結」が発表されたこと。キハ182形2両を増結し、通常運行でも見られなかった7両編成での運行が実現したのでした。
TOMIXにとっても恐らくこの点は幸運で、キハ182が編成に組み込まれたことにより「キロ182のM車を製品化しなくて良い」ことになりました。その場合は無理にラストランセットとせずに「最末期のオホーツク・大雪セット」として発売していたのでしょうが…
製品はキハ182-508がM車設定となり、無事に7両編成で模型を走らせることができるようになってめでたしめでたし…とは行かず。
これでは2023/4/7~4/8運行のラストランニセコ・北斗が再現できない訳です。
キハ183-8565・キロ182-504が復刻新特急色になったセットで、最末期のオホーツク・大雪として遊べるほか、一般販売の基本セットにテックステーション限定販売だった増結セットを加えると2023/4/10のラストラン編成が再現できる構成での販売でした。
製品面で見ると7550番台車の販売は2017年以降6年ぶり。ラストランセットが出る前から末期のキハ183群をやろうとすると床下の再現難易度が高く、どうにもならない状態が長く続いていました。
さて、キハ183系のラストランは4/7~4/8の札幌~函館往復、4/9~4/10の札幌~網走往復で行われたのですが、発表当初はいずれの運行もキハ183+キロ182×3両+キハ183の5両編成で発表がなされていました。
当然ながら発売日にチケットは即刻完売したわけですが、驚くべきはその後「札幌~網走のラストランオホーツクへの増結」が発表されたこと。キハ182形2両を増結し、通常運行でも見られなかった7両編成での運行が実現したのでした。
TOMIXにとっても恐らくこの点は幸運で、キハ182が編成に組み込まれたことにより「キロ182のM車を製品化しなくて良い」ことになりました。その場合は無理にラストランセットとせずに「最末期のオホーツク・大雪セット」として発売していたのでしょうが…
製品はキハ182-508がM車設定となり、無事に7両編成で模型を走らせることができるようになってめでたしめでたし…とは行かず。
これでは2023/4/7~4/8運行のラストランニセコ・北斗が再現できない訳です。
▲江差線廃止時の「臨時特急えさし」もそうでしたが、模型的には悩ましい編成
そんな訳で折角のラストランセットに札幌~函館間も走らせてあげたい、ということで2セット購入して余剰となるキロ182-504に動力車になってもらいましょう。
用意したるはさよならセットから「キロ182-504(T)とキハ182-508(M)」。
床板を比較すべく並べてみましたが、そう大差はなくそのまま流用できそうです。
キハ182(M)の床板をとりあえずそのままキロ182に嵌め込んでみましたが、さすがに普通車の座席割がハイデッカー部の窓から丸見えでは興ざめというもの。車体のはめ込みなどは全く問題がなさそうですので、内装工事を中心として進めていくこととなります。
キロ182から座席部分だけを切り出し、デッキ部の壁や旧車販室部分の壁をプラ板でそれらしくあつらえて試し置きしてみました。元のM車(キハ182)に再現されていた座席は全てニッパーで撤去のうえ平滑にならす作業が下拵えとなります。
位置などを見つつパーツのサイズを調整しますが。高さのある壁が出現すると一気にそれっぽくなってテンション上がりますね。
M車ゆえに床面自体が高くなっているので、客室に向かうスロープこそ再現できませんが、壁、座席、床板…などパーツ毎に塗装し、組み立てていきます。
一気に飛んでしましますが、塗装したパーツを床板に組付け、動力ユニットと合体した後はこのような感じになっています。
デッキ部分は絨毯ではなくグレーの塩ビ床板(恐らく)になっていましたので、手抜きで灰色のマスキングテープを重ね張りして再現してみました。
最後に室内灯を組み込み点灯試験。
乗点灯のコントローラーを持ち合わせていないため、指で押さえていないと走り出してしまうためこのような画に…
この角度だと設置した壁などを見えなくなってしまいますが、少なくとも取り付けなおした座席については製品のT車キロ182と比べても遜色ない見た目となりました。
他の号車の準備がなかなか進んでいませんが、これで「中間車がキロだけ」のラストランを再現するために最も重要なパーツを用意することが出来ました。
(ちなみに、この椅子の向きだと2023/4/8(土)の函館発札幌行き編成となります)
ラストランセットで入手難易度が下がった7550番台、納得できる仕上がりになるよう順次手を入れていきたいと思います。
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