桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

大井川鐵道6000系「臨時直行列車」
諸事情により新年の挨拶を控えさせていただいておりましたが、改めまして本年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、新年一発目の遠征ということで静岡県は大井川鐵道を訪問しました。
訪問日は2025年1月12日(日)、JR東海主催「さわやかウォーキング(金谷~門出9.5km)」の開催日でもあり、このための多客を見込んだ臨時列車に南海電鉄からの譲渡車6000系が充当されることが発表されていました。
2024年12月30日に営業運転が開始された南海電鉄改め大井川鐵道6000系ですが、初日以降営業運転に入ることがなく、公表されている1月の運転日も本日(1/13)時点では1/12(日)のみとチャンスが限られていましたので、ここぞとばかりの訪問となりました。


▲直行の副標がいい味出してます
列車種別は「直行」。金谷~門出間の途中停車駅は新金谷のみであることに加え、金谷発10:08発から金谷着17:50まで7往復の運転。午前中と夕方に集中して機織り運用が組まれていました。

▲到着がギリギリ間に合わず、(当方撮影)一発目の上りは木々の間から苦しい一発
今回は運転区間が金谷~門出と限られているため、小回りを利かせるため電車にて金谷入り。
まずは金谷~新金谷間で大代川を渡る鉄橋を目指しました。




途中大代川側線の偵察で抜けたりしたものの、臨時列車の南海6000系、定期列車の近鉄16000系の両方を撮影できました。
この区間、東海道線も見えるので待機時間は飽きませんね。EF210牽引の日鉄チキが下り方面に通過していったのを見た時は少々焦りましたが…(知ってて移動すればギリギリ間に合ったのかも…?




▲新金谷駅構内近傍の跨線橋近くにて
鉄橋での撮影後は少々新金谷方へ移動。
なにぶん沿線撮影としては初めての訪問なので、あちこち偵察しながらの移動です。

留置されている京阪3000系クハ3507(廃車)、留置中の南海21000系、走って来る南海6000系、行き違いの近鉄16000系と3社の関西私鉄が1アングルに収まる面白い構図になってくれました。


陸橋は両側に歩道があるので、上り下りどちらの列車も迎撃が可能です。この日は一時晴れ間があるものの基本的に曇天だったので、順光を気にしなくて良いのは助かりました。

ここから更に移動して新金谷駅へ…
SL/EL急行の到着・入換・出発などを見つつ待つことしばし。

この日唯一の「(臨時)普通」運用の803列車が到着しました。

ほとんどが「(臨時)直行」という種別で運転されていましたが、昼の1往復のみ新金谷~金谷の往復が普通列車設定となっていました。直行副標が取り付かないスッピンの貴重な姿と思っていたのですが、どうやら金谷方先頭には「金谷⇔新金谷」の副標が付いていた模様。
(到着後、乗務員さんが後部の方から持って歩いて来た事で気が付くという…)

余すところなく撮るには、やはりもう少し勉強・研究が必要ですね。


新金谷から先は再び「直行」61列車となるため、直行副標が取り付けられました。
この列車に乗車し、5分ほどの乗車で終点門出駅へ。賑わい交流拠点「KADODE OOIGAWA」併設の駅ということもあり、結構な人出となっていました。

列車は門出駅での折り返し自体ができないようで、旅客降車完了後に下り方面へと走り去って行きました。(まさか神尾駅まで行ってないですよね…?


▲門出~合格間 上り60列車

▲合格~門出間 下り63列車

折返し待ちの間を利用して門出~合格間を移動して撮影地探し。
先客の方々もいましたので適当な構図を探しつつ、上り・下りの1往復を撮影し、この日の沿線撮影を終えました。


▲ELの吊り掛け音が堪らんな、とか

▲ゼブラ模様のC10がなかなかにカッコイイ、とか

南海6000中心の行動をした結果、門出以北には行かず、SL列車もほとんどまともに撮影できませんでしたが、いつかはこちらの撮影にも出掛けてみたいものです。
十和田観光鉄道経由で大井川入りした東急7200系もまだ沿線撮影できていませんので、こちらも課題のひとつです。年始早々、課題を思い出してしまった気もしますが、また折を見て訪問することが出来ればと思います。

▽閑話休題▽
折角見掛けたので、つい話題にしたくなってしまうのです。

▲数がかなり減っているはずのEF65-2000@掛川


▲こちらもかなり減ったはずの211系@金谷

行き掛けの駄賃というには少々贅沢な出会いがあり、幸先の良いスタートが切れた1日でした。
ちょっとしたことですが、どちらも「次は出会えないかもなぁ」と思うと貴重な出会いがあると嬉しくなりますね。

~おしまい~

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