桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

GM製名鉄1600系のグレードアップ~その1
昨年の10月に作業をしていたにも関わらず、未だに記事にしていなかったモノがありました。
最近の名鉄ネタの流れに乗ってさりげなくご紹介していきたいと思います。
 
再生産の折に買い求めたグリーンマックス製の1600系。
基本3両を2セット、増結3両を1セット導入しました。本線での6連と支線での3連を再現すべく、です。
とはいえ1600系は4本しか在籍していなかったのであと1本で全編成揃ってしまう事に。
 
…そりゃ全編成揃えろって方々から怒られるか(笑
 
製品としてはかなり良いクオリティのものだったのですが、色々と加工すべき点は多かったので思い切ってフル分解、各所に手を加えました。
 
大規模なものとしては、クーラー等の屋上機器、屋根板、床下機器の塗装です。
特に屋上機器と床下機器はGMでは未塗装の状態で入っていますから、これを塗るだけで全体的なプラ感がなくなり、落ち着いた印象となります。
 
ただ、これは再塗装しただけなのでご紹介するほどの加工ではなく…
今回書きたかったのはライト関係のこと。
 
Mei1600_1.jpgMei1600_2.jpg
 
 
 
 
 
 
 
 

製品は白色LEDと赤色LEDが標準設定となっています。
かなり明るく光り、視認性も良い上、名鉄の特徴でもあるフォグランプ部分がしっかり光る仕様になっています。
 
しかし、いかんせん同車はヘッドライトは電球であり、白色で光るのはヘッドマークだけ。
さてどうしたものか…というわけで簡単に導光のプリズムに着色をすることにしました。
 
Mei1600_3.jpg
まず前照灯部分をMr.カラーのクリアーオレンジにて塗装。
溶剤で少し薄めて伸びるようにした後、筆でチョンチョンと塗ってしまいます。
 
この上からさらにレンズが被さりますので、非点灯時にもあまり目立ちません。
 
 
 
 
 
 
Mei1600_4.jpg一番悩んだのはフォグランプをいかにして「黄緑色」に点灯させるか。
フォグランプは前照灯用のプリズムから尾灯用のプリズムへ前照灯の光を導く形になっています。
ですので、左写真の尾灯用プリズムに緑色を塗ると尾灯点灯時にキレイな赤が出なくなってしまいます。

 
 
 
かといって緑だけで光らせるとフォグランプとはほど遠い「緑」に光ってしまうので、なんとか黄色を間にかませたい…というわけでして。
試行錯誤の結果至ったのは、まず尾灯用プリズムの屈折部分(上写真参照)にクリアーオレンジを塗装、
Mei1600_5.jpg前照灯側プリズムの「フォグランプ向けの光が出てくる箇所」にMr.カラーのクリアーグリーンを塗ります。
 
こうすることで尾灯点灯時には緑フィルターをかませることなく赤く光り、フォグランプ点灯時には緑とオレンジのフィルターを通して黄緑色に光らせることができるようになります。
 
 
 
 
Mei1600_6.jpg加工後、光らせてみたのが左の写真。
前照灯が電球色(オレンジ)に、フォグランプが黄緑色に、ヘッドマークが白色に光っているのがよくわかるかと思います。
プリズムの一部に着色するだけでかなり良い顔つきとなりました。
 
あとはクリアパーツになっている貫通扉が光らないよう、裏側を塗ってあげれば完璧ですね。
 
 
 
言葉としてはかなりわかりにくい内容になってしまいました。
機器の名称や車体の部位ではなく、プリズムの一部であり「この部分」と書けず、表現に悩んだのですが伝わったでしょうか。。。
 
そんなわけでライト関係を改造した1600系ですが、もう1点加工を行いました。
そちらは第2弾としてまたご紹介したいと思います。

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