桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

美濃駅ライトアップ撮影会~2021年5月~
旧美濃駅保存会の方々により開催された「美濃駅ライトアップ撮影会」に参加して来ました。


今日の主役はやはりなんといっても旧札幌市交通局A830形こと名鉄モ870形。

半年に渡る修繕に加えて保存時の名鉄色(赤一色)での再塗装ではなく、なんと札幌市電カラーに塗り替えられました。
会員の方が保有されているという「連結車」表示も一緒に展示され、雰囲気抜群です。

公式Twitterを拝見すると、この姿での展示は約1年を予定しているとのこと。
これは早く見に行かねば…と計画していたところ、ちょうどライトアップ撮影会開催の情報が流れてきたため急遽訪問して来ました。

▲保存会の方の御好意でこのようなアングルでも撮影させていただきました。
保存されている4車種を納めることが出来ます。

各車の前照灯・灯火類も点灯され、あとは日暮れを待つだけ…





それまで曇っていた空が日暮れ間近だけ晴れ、橙から藍色へと変わるグラデーションを楽しませてくれました。
ライトアップされている事で車両が浮き上がり、なかなか巡り合う事の出来ない光景です。

明るい内に到着し、夕暮れ~日没と3つの環境下で楽しめた撮影会でした。



撤収間際、駅舎側から覗き込んだ光景もまた現役時代を彷彿とさせる光景でした。

駅舎の電灯もですが、室内灯が点いていると一般的な保存車と異なり「生きている」感が増してきます。保存会の方々が手を入れられているからこそ、こうした光景が見られる事に感謝しなければなりませんね。そして現実的な問題は付き物ですし、グッズを買って応援も必要です。

札幌市電カラーのうちに、今度はスカッと晴れた昼間に訪問してみたいと思います。

~おまけ~


美濃駅近くの駐車場は工事中…という事で今回は関駅前の有料駐車場に車を止め、長良川鉄道で美濃市入りをしました。
勿論全区間未乗の長良川鉄道に少しでも乗ってみたいという動機と、もう一つの思惑はこちら。




美濃町線関駅の廃線跡確認がもう一つの目的。

1999年の新関~美濃駅間廃止に伴い、利便性確保のため新関~(長良川鉄道)関駅間300mが延伸されました。
美濃町線全線が2005年に廃止されるまでの6年だけ使われた線ですが、このようにほぼ当時の姿で残っています。停止位置を示す白線まで残っているとは。
ホーム(にあたる場所)の上屋や駅銘板等は撤去されていますが、線路はしっかり残っており驚きです。美濃町線の他の廃線跡でここまで線路が残っている場所はないのではないでしょうか…?

予算が無かったのか、何か活用するつもりがあったのか…興味をそそられるポイントですね。

そんな訳でそこそこの距離を車を転がし、気動車にも乗って名鉄600V区間の車両の撮影を楽しむ…やりたいこと全部盛りの休日。天気も悪くならず良い週末でした。

そしてMODEMOの名鉄600V車シリーズやら未組立の札幌市電A830等々…次は物欲が刺激されてくるのです。現地に行って撮って楽しかった、では終われないのが模型鉄の悲しくも楽しく、金欠の要因でもありますね。
ミニカーブレールでも引っ張り出してきて、楽しもうかと思います(笑

~おしまい~


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