桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

仙台・山形周遊日帰り旅~その2
既にGWも2週間前に過ぎ去ってしまい…
記事の内容は未だに5/7のお話です(笑


▲赤湯~南陽市役所間 YR-800形

仙台から仙山線・山形新幹線を乗り継ぎ赤湯駅にて途中下車。
映画「スウィングガールズ」、鉄コレで見慣れた山形鉄道を初履修してきました。
列車まで時間があったので赤湯~南陽市役所間の一駅分を歩き、途中で屋根上観察を。
気動車だって屋根上の観察は大切です(笑



屋根上のアンテナから延びる配線はかなりフリーダムにのたうち回っています。
一応、一定間隔で固定はしてあるようですが…

非常に再現しにくいものを見てしまったような気もしますが、気を取り直して駅へ。



赤湯駅から1駅、南陽市役所駅は三セク転換時に開業した1面1線の小駅。「ザ・三セク転換後の新設駅」といった雰囲気です。
ホームは市役所の裏、公用車駐車場と一体化しており初めての人にはちょっと分かりにくいですね。利用するのは地元の方々でしょうし、そこまで初めての利用者がいるとも考えにくく、実用上は問題ないのでしょうが。


車内は明るい臙脂色のモケットのクロスシートが並びます。
トイレ付、2扉クロスシートと18m級NDCの標準車体です。

途中駅から乗り込んだ団体さんと山形鉄道さんの「方言ガイド」をどさくさに紛れて楽しみつつ、一路荒砥駅へと向かいます。



荒砥駅に着くと、ここまで乗ってきたYR-886は一旦上り方本線上を引き上げ、車庫へと取り込まれました。
いつの間にかホロの固定が解かれ、垂れ下がった状態になっててビックリ。



変わって奥側の線からYR-888+YR-884が登場。
上り列車としてホームへと据え付けられました。夕方のラッシュ時間帯に突入するための措置なのでしょうが、増結ではなく車両交換されるのは面白いですね。
時刻表を見てて、この列車だけ折返し時間が長かったのも納得です。



復路の2両編成のうち片側、YR-888は元・「スウィングガールズ」ラッピング車。
車体のラッピングは剥がされていますが、窓に貼られた「ジャズやるべ♪」のステッカーだけは残されていました。



復路の荒砥出発時はさすがにガラガラだったため、最後尾から最上川橋梁を撮影。
土木学会選奨土木遺産にも選ばれたダブルワーレントラス橋で、元・東海道本線木曽川橋梁。
さすがに古い橋梁だけあってトラスの中もだいぶ狭く、小型のNDCでギリギリといった感じですね。

現代の橋梁と比べたら無骨さが漂いますが、綺麗に使われていてこれが明治期から存在している鉄橋だとは思えぬ健在ぶりです。
大正時代に遠く岐阜・愛知県境から運ばれた最上川橋梁、これからも末永く使われていってほしいものです。
願わくば、山形鉄道の現役橋梁として。


こうして赤湯駅へと戻り、米沢・福島経由と非常に真っ当なルートで東京へと戻ったのでした。

久々に「未乗路線完乗」「行ったことのない土地への旅行」をしましたが、たまにはこうした旅行も楽しいですね。
またどこかのタイミングで、出かけてみたいと思います。

~おしまい~

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