桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

鉄コレキハ08系がJRへ継承されていたら
2015年3月に発売された鉄道コレクション第22弾にラインナップされていた「キハ08-3」。
https://www.tomytec.co.jp/diocolle/lineup/tetsudou/tetsudou22.html


京都府の加悦鉄道に譲渡された後の姿で製品化された同車ですが、その出自は国鉄キハ08系であり60系客車から改造された客車改造気動車であることも有名ですね。


▲加悦SL広場で保存されていたキハ08系

昔から同形式が好きでGMキットやTOMIXから製作していたのですが、それが製品化されたとあっては買い集めない理由はありません。
ということで発売から8年かけてチマチマと買い集めていたのですが、そろそろ1両ぐらいはお遊びに供出しても良いだろうということで今回塗装変更に踏み切ってみました。

テーマはタイトルの通り「キハ08がJR時代まで生き残っていたら」。
気動車化改造が1962年、加悦鉄道への移籍が1974年、同鉄道廃止・廃車が1985ということで、あと2年走っていられればJR時代を迎えられた時代です。
その時点でも気動車化改造後経過23年ですから、キハ143系の実績と比べるとまだ余裕がある、という乱暴な理論です(笑

そんな訳でキハ08系がJR北海道に継承され「あの塗装」になったら…ということでサクッと塗ってみました。




いきなり完成写真です。
鉄コレ製品は屋根が外れますので、GMから作ることを考えるとマスキングの手間が少なくて助かります。
一方で客用扉の方もなぜが取外し式になっているため、窓ガラスパーツを外すと扉が簡単に外れてしまいます。塗装時に別々で塗って帯高さを合わせるのは非常に面倒ですので、塗装前に客用扉は車体に接着してしまいました。

白・緑帯・青帯いずれも自家調色で作り置きしてある塗料にて塗り上げました。
貫通幌はクロスポイント製の気動車用ホロをクリアボンドで接着しています。個人的にはやはり幌付き・ジャンパ線あり側の顔が気動車らしさが出ていて好みです。


側面のサボ受けにはワンマン表示インレタ、側窓には優先席表示を貼り付けてみました。
これだけで一気に現行車っぽさが出てきます(?)

ワンマン車ですので、車番は702号車としました。
キハ08系(当初はキハ40系)の1号車の前面窓は10系気動車由来の小さなタイプのため、鉄コレから再現できるのはキハ08-2or3のどちらかとなりますから、必然的にワンマン車で+700すると702or703という訳です。



指定動力はTM-16なのですが、これがそのままでは嵌まりません。
スペーサーを使うと収まりきらなくなりますので、スペーサーSを取り付けた後に現物合わせで先端部分を切除しました。
さらにスペーサーのダミーカプラー用の穴を使うと連結器が前に出すぎてしまうので、これもこのまま使用することが出来ません。従いましてやむを得ずダミーカプラーは瞬着での固定としています。



台車枠は動力付属のDT22、床下機器は製品のものを流用。
折角なので客室パーツの乗務員室部分だけを切り出し、動力の先頭部に接着してみました。
窓から意外と見えて良いアクセントになるので、先頭車/単車に動力を組み込む際はこのようなスタイルをよく採用しています。(いずれにせよ余った客室パーツや床下を転用することはほとんどありませんし…

そんな訳でJR北海道仕様のキハ08がラインナップに加わりました。
TNカプラーが取り付けられず両先頭ともダミーカプラーとしてしまいましたが、支線区が生き残った世界線のJR北海道で細々と生き残る客車改造気動車…と妄想すると単行で走らせてこそな気がして来ます。拠点駅の0番ホームなんかにカランカラン言いながら停まっていて欲しい感じですね。

同じ塗料を使うということで、もう1両塗ってみましたので次回はそちらを記事にしたいと思います。

~つづく~



コメント

コメントを書く