桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

客車改造気動車を作る~その1
ご無沙汰しております。

今年のテーマ運転会も無事に終わり、当日のために秘匿していたネタもこちらで公開出来るようになったので記事化していこうと思います。

今回のテーマを満たすため選んだ車種は「キハ40形・45形」。
現在も走るキハ40系列が「2代目」と呼ばれたり100番台から数字が始まっている遠因ともなっている客車改造気動車です。


▲2006年製作のキハ40形(後のキハ08)。
同車は昭和35年に60系客車の改造で生まれた客車改造気動車であり、当時気動車の新製配置がなかなか進まなかった北海道を中心に増殖しました。
改造は少数に留まりましたが、部品規格が10系気動車だったり20系気動車だったり、付随車であるキサハやキクハが居たりとレパートリーにとんだ形式でした。

9年前に製作した際はGMキットのオハフ61にキハ22の前面を接合することで両運転台仕様のキハ40を製作しました。

今回は折角ですのでTOMIXの「オハ61形」「オハフ61形」(実車はオハ62・オハフ62から改造)を改造することとしてみました。



当初は片運転台のキハ45から製作予定でしたが、余りにも時間が取れず(≒作業が進まず)とりあえず改造量の少ないキサハ45から完成させてました。

写真は既に加工が進んでいますが…
元のホロを外して標識灯掛け以外のモールドを全て削り取り、トレジャータウンの気動車用幌枠を接着。

元の貫通路開口部より若干広くなるため、幌枠の内側寸法に合わせて貫通路は拡げておきます。

このキサハ45、外観上は妻板への尾灯設置・ジャンパ栓設置・手すり設置以外大きな改造点がありません。
(床板は一部機器が増えていますが…)




そのため、上記加工が済んだ後はサックリと塗装作業へと移行。
車体の塗装はもちろん、窓パーツ側へ印刷された窓枠も車体色(クリーム4号)に塗る必要があるため、マスキングをしてから塗装にて再現しています。


車体は気動車一般色同様クリーム4号と朱色4号で塗り分けています。
今回はファルベブランドの2色を使ってみましたが、これはなかなかいい色合いです。

車体標記は適当な「札ナホ」、及び国鉄フォントで「キサハ45 2」を選択。


妻の片側にはジャンパ線を再現してみたので、これは後から筆塗りで黒色に着色。
ネット上で写真を探していたところキサハ45が編成最後尾に出ている写真があり、その再現には欠かせないであろうとばかりに設置してみました。

…そのせいでTNカプラーと干渉してしまい、この面での他車との連結は不可となってしまいましたが。。(苦笑



そんなわけで本当に駆け足でしたがキサハ45はサクッと完成。

「どう見ても客車なのに気動車色を纏っていて、かつ気動車と連結できる」のイメージは崩すことなく、完成となりました。
模型的にはほとんど改造していないので、当然っちゃあ当然ですが(笑

次回以降はキハ45(キハ09)を作っていきたいと思います。

~つづく~

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