桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

客車改造気動車を作る~その2

▲今も保存される加悦鉄道キハ08-3

「客車改造気動車を作る」第2回です。
前回、一気にキサハ45が完成してしまいましたので、第2回からはキハ45(キハ09)形を作っていきたいと思います。

上の写真は脈絡なく両運転台仕様のキハ40(キハ08)ですが(笑
キハ40(キハ08)は両運転台のため客室扉の移設等を含めかなりの改造がされていますが、キハ45(キハ09)は車掌室を持つオハフ62が種車とされ、車掌室部分を有効活用することで改造が最小に抑えられています。

ちょうど鉄コレでキハ08-3が発売される事も発表されたことですし、またこれまで作っていない車種であるキハ45(キハ09)を作ることとしました。


さて、今度の種車はTOMIXのオハフ61。
全ての部品を外し、不必要なモールドを削っていきます。



まずは運転台側の妻面から。
車掌室の窓、テールライトは一度埋めてしまっています。
平滑に整えてからトレジャータウンの気動車用幌枠を接着し、これを位置決め代わりにしつつ貫通開戸の設置位置を調整していきます。

2006年にキハ08を製作した際はこの部分にキハ22の前面をはめ込んだのですが、今回は「実車同様」の工法で進めてみることにしました。



バルクパーツから拾ってきたGMキハ22の窓ガラスを用いてなんとなく位置決めし…



前面窓が開きました。
※窓位置が若干高かったため、この後に修正。

削っては前面窓を仮バメし、また削ってを繰り返し、GMキハ22の窓がピッタリ入るようになりました。
ここまで出来てしまえば、前面の残工事は前照灯部分の開口と手すり植えだけになります、

全面加工がひと段落したので、お次は側面へ。


…といってもキハ45(キハ09)については側面も大きな改造はされておらず、主に車掌室部分を運転台化改造するのみとなります。

助士側には乗務員扉が取り付けられるため、トレジャータウンの扉(キハ20系列向け)がハマるサイズに開口し、仮バメしてみました。

切り出した時に使用した端材を用い、車掌室窓は埋めてしまっています。
また、今回製作しているのはキハ45-3~5のタイプのため、乗務員扉部分のシルヘッダーは全て削っています。

そして運転士側の側面も改造が必要となります。
それはまた次回以降に…

~つづく~

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