桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

客車改造気動車 キハ33形製作記~その1
運転会も無事に終わりましたので、やっと記事に出来るようになりました。
※運転会の様子はこちら⇒http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=2187

今回の運転会にあたってのお題は「先頭車化改造車」。
私の守備範囲から行けばキハ53-500やキハ183-100、キハ141系列といった北海道ネタが王道なのですが、そういった分かりやすいネタはお題決めの時点で却下されるという非道さ(笑

といっても私の好物「気動車」までカテゴリーを拡げればそりゃもうネタは転がりまくっているようなもの。
色々気になっている車種はありましたが、せっかくなので普段手を出さない西日本の車種に手を出すことに。

取り出だしたるはTOMIXのオハ50…



西日本の50系客車改造気動車、キハ33形を実写通りオハ50から作っていきます。
金属キットがあるのは承知の上で、あえてのプラ製の道を突き進みます(笑





まずは車体がしっかりとした箱のうちに屋根上だけ加工。
前後1つづずベンチレーターを撤去しました。撤去後に開く穴はプラ棒で埋めて平滑に。



運転台(1位・4位)を設けるため扉が移設されていますので、扉と戸袋窓をセットで側窓1枚分後ろ側に移動。
これで各種サボ受け・点検蓋をエッチングで付け直す手間が減ります(笑



移設跡には運転士用引窓部をくり抜いたプラ板をはめ込みます。
接合部は裏から流し込み接着剤をガンガン流してしっかりと溶着。
表面は元のモールドを失わないようにしつつパテを盛り、接合跡を消して行きます。



さて、2位・3位側はドアが移設されない代わり、戸袋窓が潰された上で車掌用の開き窓が設置されていますので、これを再現しなくてはなりません。

上記の側引戸移設で切り出された部分を使い、車体と同じ素材同士で溶着して強度を確保。
その上でザックリと位置決めして窓を開けてしまいます。

元がそこまでゴテゴテに改造されたわけではないため、以上が側板の加工です。
作業内容の割には継ぎ目の修正等で結構な時間がかかり、思いのほか工期が延びてしまいました。。

※作業の順番の関係で写真では既に顔が付いてしまっていますが、それはまとめて次回に。

~つづく~

キハ33形製作記~その1
キハ33形製作記~その2
キハ33形製作記~その3



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