桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

ミャンマー大遠征~2016~その4
さて、運転会記事を挟みましたがミャンマー特別編の続きです。
前回までにキハ11をアップしたので今回から各種キハ40系列をアップしようと思います。

▲ヤンゴン中央駅でキハ11と並ぶRBE3044(元・キハ40-6309)
2016年現在のヤンゴン環状線は他社の40系列も順次輸出されていることもあり、「キハ40天国」と言えそうなほどにのハ40系列が走っています。
従来のDL+客車(元気動車改造車を含む)の列車も走っていますが、ヤンゴン中央駅で眺めているとかなりの頻度で日本型気動車による列車に出会うことが出来ます。

さて、末期には数両が国鉄時代"風"一般色をまとい活躍したJR東海のキハ40は、廃車後はそのままの姿でミャンマーへと輸出されています。

ミャンマーに到着後入線に当たって各種改造を受けた車両も近似色(…というよりほぼ同色)で塗り重ねられ、現役当時とさほど変わらぬ姿で営業運転を開始していました。


▲日本時代の車番が生かされ、その上にMRでの車番が。

車体側の改造がほとんど行われていないため再塗装等はされていないようで、日本時代の標記がそのまま残っています。
日本の車番の上側に「RBE.3044」との黒文字表記が書き加えられていますが、これがまさかの「国鉄風フォント」。

通常は赤色文字で車番が書き加えられるため黒色で車番が書き加えられている事自体が驚きなのですが、そこに加えてこのフォント。
どなたか入れ知恵をされた方がいるのか、MR担当者氏(or現場作業者氏?)の思いつきなのか、粋なことをしてくれるもんです。

正面から見ても全く違和感がありませんね(笑



同車が繋がっている編成は両端を国鉄一般色で挟んだ5両で組成され、全てが元・東海車となります。

特に反対側のRBE3040(元・キハ40-3005)は冷房を使おうとしていた名残で屋根上機器搭載部分が低屋根化され、その箇所の幕板に水抜き用の開口と水切りが設けられています。
※現在は非使用で、ドア・窓を開けて運行。

その改造のため同車は再塗装がされており、日本時代の車番は全て消えてしまっています。


行先表示は中途半端な位置で止まっていて、「Obu Taketoyo」のローマ字表記が見えています。
下側には「快速」と思われる表示が見えていますが、どこ行きかまでは分かりませんね。



また、先に挙げた車番の「国鉄風フォント」ですが、どうやら先頭の一般色以外でも行われていたようで。
写真を見返していたところ中間に挟まれた「RBE3042(元キハ40-6307)」の運転台窓下にも国鉄風フォントで車番が入れられていました。
側面は広告ラッピングで隠れてしまっているため未確認です。

そのほかの車は先頭部に車番標記が無く、この編成だとこの2両にしか見られない事象でした。
謎が謎を呼びますね…笑

<編成>
RBE3040(元・キハ40-3005)(一般色・水抜き穴有)
RBE3051(元・キハ48-5806)(ラッピング車)
RBE3042(元・キハ40-63070)(ラッピング車)
RBE3024(元・キハ47-6001)(ラッピング車)
RBE3044(元・キハ40-6309)(一般色)

車体ラッピングは側板のみで、全車前面・妻面には回り込んでいません。
車種・広告によっては前面も含めてラッピングされている事例もありますが、この編成については固定編成という扱いなのか、両端が一般色で挟まれていることもあり側面のみのラッピングになっていました。

この辺りは傾向というものがなく各社マチマチなので、個体としてそれぞれ記録していくしかありませんね。
広告主が変わったら変わる可能性は大いにありますが…笑

そんなわけで今回見ることが出来た一般色の2016年8月現在の姿でした。

次回は東海色編成、ですかね。

~つづく~
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