桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

キハ56 アルコン増結車製作~その1
運転会でのお披露目も終了したので、製作記を何回かに分けて。

今回は溜めに溜めたキハ56系ネタです。


▲五稜郭に残されていたキハ56-211。

大量に買い集めていたTOMIX製キハ56系列、やっと生かす時が来ました。

マイクロエースから発売されている「アルファコンチネンタル」は4両編成ですが、実車には
2両の増結車が存在しました。
キハ56-213とキロ26-202の2両で、車体塗装がアルコンに合わせられているというなかなかにソソる車両です。
とはいえ、実車は車内の改装がされず相当の不評だったようですが(汗

というわけでこの増結車を製作していくのですが、TOMIX製キハ56を塗り替えれば…とはいきません。
製品化されていない200番台を製作するところから、始めます。


TOMIXから二度に渡り発売されたキハ56系ですが、発売されたのは二度とも100番台。
パノラミックウィンドウ・冷房準備工事と大きく外観が変わった200番台車は製品化されず仕舞いでした。

幸いにして同社のキハ58はパノラミックウィンドウ車が製品化されていますので、これを種車にすれば出来ないことはないはず…というより、作例を調べてもそう作るほかないですね。
※トレジャータウン様の金属パーツもありますが、基本構造はプラで作ること前提です。



そんなわけで取り出したるはジャンクで入手したキハ58-1100番台とキハ56の側窓付きボディ。
キハ58を本体とし、キハ56の窓を移植して来る方向で作業を進めます。

トイレ窓や先頭部との切り継ぎを考えると、一番楽、かつ安全ではないかと。



仮置きしてイメージ。
余計な作業はしたくないので、キハ56の窓枠をキハ58の窓サイズに合うよう切削。
窓下部はおおよそ0.4~0.5mm程度残しています。現物合わせなのでなんとも言えませんが、おそらくこれで製品と同等の高さになるはずです。



キハ58の窓間部を全てぶち抜きました。
連続窓をはめ込んでみたくなりますね(笑

ニッパーでザクザク切り抜いた後、ヤスリで整えて…



このようにスッポリと。
戸袋窓と扉の間隔がギリギリですが、これはもう気を付けて作業するほかないですね(苦笑

この状態まで来たら「GSR強力溶着剤」でデロデロに溶かしつつ接着します。
これで強度を確保しつつ、表からは溶着で溶けた部分に瞬着を盛り、繋ぎ目を消して行く地味~な作業が続きます。

やはりこの手の接着はなかなか難しいもので、削ってる最中に割れが出て、それを埋めて削って…とかなり手こずりました。

~つづく~

キハ56系アルコン増結車製作~その2
キハ56系アルコン増結車製作~その3
キハ56系アルコン増結車製作~その4



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