桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

キハ183系夜行おおぞら(おおぞら13号)
何をメインでやってるのか分からなくなる記事ラインナップですが、久々に本業とも言えるキハ183系を弄りました。

・発売時に買い込んだN183系余剰車の有効活用
・これまた発売時にAssyで買い込んだスハネフ/オハネ14-500塗装変更への着手
・当工場キハ183ラインナップの更なる充実

という事で、今回は1995年頃の「特急おおぞら13号」を組んでみました。

HET色に塗って「まりも」を組むか、「おおぞら」を組むかというのは悩ましい所ではありますが、今回のポイントは「新特急色の183と14系の混結」で組み合わせ期間が短かった編成である点となります。

14系客車の気動車併結改造と塗装変更が行われたのが1993年頃。
一方、N183系に関しては1996年頃からHET色化・とかち色化が行われました。
(オホーツクに入ってた0番台車などはもう少し早かったようですが)
そのため、新特急色のキハ183系+14系で走っていたのは3年ほどの期間となる訳です。

今回、14系はKATO品番10-1326「利尻セット」発売時にAssyで入手した単品のスハネフ14-500、オハネ14-500に対し若干の改造と塗色変更を実施しました。
(入手できるなら、TOMIXの「急行まりもセット」のハネでも良いのでしょうが…)

ただ、TOMIXの特急まりも(品番98641)は種車となりませんで、その理由はスハネフ14の縦雨樋の有無と側面ルーバーの位置。
正確にいつ改造されたかを調べ切れていないのですが、後年のスハネフ14には前位側の扉脇に縦雨樋が追加されているほか、側面腰部のルーバーが撤去されています。

改造したてに近い1995年頃の編成を再現しようとすると、客車時代の14系セットに含まれる車から実写同様改造した方が良いという結論になりました。



今回製作したのはスハネフ14-502・オハネ14-502の2両。
スハネフ14-502・・・便所窓1箇所閉塞、非常窓部のモールド埋め、非常窓雨樋撤去
オハネ14-502・・・非常窓部モールド埋め、非常窓雨樋は残置

というメニューで加工を行った後、気動車色に塗装しました。
塗料自体は自家調合で継ぎ足し継ぎ足しのためもはや何色を足していたか記憶も曖昧ですが…
最近では「そのまま塗っても近い色合いになる」塗料が発売されたり、それを特定されている方々もおられますので是非調べて見てください。
(それらの情報もチェックしつつ、とりあえずは今手元にまとめて調合してしまった在庫塗料を使い続けています…)



14系の種車にKATOを選んだことで、カプラーが合わない問題が出てきます。
KATOもボディマウントカプラーになった後の製品のため、アーノルトにすらする事が出来ません。

という訳で、お得意のM1.4皿小ネジによる固定で併結可能な状態としました。
オハネの183系と繋がる側にTNカプラーを取り付け、キハ182(M車)の14系と繋がる側にKATOのBNカプラーを取り付け。
スハネフ14前位側にBMTNを付けるのが苦しかったため、このような形となりました。



14系以外は全て製品化されているため、新特急色の在庫をかき集めて編成を組成。
1995年頃の札サウ所属車で絞りまして、「(車番含めて)そのものズバリな編成記録が残っている」訳ではないのですが、写真や車両配置から類推し以下のような編成を組んでみました。

↑釧路
キハ183-1552
キハ182-501
スハネフ14-502
オハネ14-502
キハ184-7
キハ183-503
↓札幌

個人的に「穴埋め出来ていない車番」を埋めるということもあり、このような編成が実在したかどうかは分かりませんが、気動車あるあるで「存在しなかったことも証明できない」ことをいい事にこのような組み合わせとしました(笑



183系の方はほぼ弄っておらず車番・一部標記のインレタ転写、クリアコートとウェザリング、BMTN化と簡単なメニューで済ませています。



最後にケース用の紙スリーブを作りまして、完成です。

だいぶ製品化率が上がってきたキハ183系シリーズ、お蔭様で所有両数もうなぎ上りの状態です。
今月発売予定となっている「とかちBセット」を購入する事で手に入らなかった車種や色がかなり穴埋めされますので、これでひと段落してくれると、ありがたいのですが…

製品が出れば出るほど実車が変わって行きますので、キリはないのかもしれません…
(それはそうと、7550番台の大雪はいつ出るんですかね…?)

次弄るならば、久々にHET色・とかち色でも作りましょうか。
どちらも「屋根の加工」があるため、ちょっと避けていましたが…(苦笑


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