桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

TOMIXキハ40-100を-700に改造する1
さて先日購入して来たTOMIX製のキハ40形100番台。
HGモデルということで製品としての出来はかなり良いのでそのままでももちろん楽しめます。

しかしTOMIXのHGモデルであろうが改造種車にしてしまうのが俺のジャスティス←

というわけのわからない前置きは置いておいて。
それでは改造いってみよー!!
というわけでして、今回の改造点。

kiha40_1752.JPG






























・製品は貫通扉左脇の凹み(ジャンパ栓受けになる予定だった部分)が鉄板(?)でふさがれた状態の車両を再現しています。確かにこの形状をした車も存在しているのですが、北海道には左写真のようにへこみが残されたままの車両がかなり多いので、製品との差を強調するためにもこれを再現。

・国鉄時代は大半の列車がツーマンとして運転士・車掌が乗務していましたが、現在の北海道ローカル輸送は合理化・経費削減のためにほとんどがワンマン輸送。そのため100番台車にワンマン機器を設置し、700番台への改称がなされました。それに伴い前面にもワンマン放送用の回線が設置されているようで。右側のタイフォンの下側、蓋が赤く塗られているためかなり目立ちます。これを再現。
・キハといえば多種多様な形式との分割併合、そしてそれに欠かせないのがジャンパー線…ということでジャンパ栓受けから出るジャンパ栓も再現。

この3つを基準にして加工を進めます。
本当は客用ドアの上にある車外スピーカや前面貫通扉のHM入れ(釧路車の特徴)もやりたかったのですが、いかんせん引き出しに在庫がなく、手持ちの材料でやるには↑が精一杯でした。。。

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まずは分解してみたのですが…
今回はテールライトが取り外し式なんですね。加工派には嬉しいばかり。
前面窓も窓と窓の間をピンセットでつまんでちょっと力を加えてやると抜けたのでかなり分解しやすかったです。

20090228123446.jpg




























写真とにらめっこしつつ穴をあけます。
ピンバイスを併用して完全に抜いてしまう部分(凹みの平らな部分)を先に抜いて整えた後、穴へ向かってナナメに削り込んでいきます。







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穴が開いた部分には裏からプラ板で蓋をしてやります。これで「ジャンパ栓受けになる予定d(ry」は完成。

今度はタイフォンの下あたりに写真を見つつも模型的なバランスを考慮して0.3mmで開けた穴に0.2mmの真鍮線を生やして、放送用回線を作ります。らしくまげたら曲げた先も車体に固定。真鍮線の根元には小さく薄くカットした銀河のジャンパー栓(N-031)を瞬着でくっつけます。意外と強い力をかけなければとれません。



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屋根の水タンクと反対側の前面にジャンパー栓を再現します。
モールドされているジャンパー栓を切除。かわりに0.4mmの穴を開けて0.3mmの真鍮線を埋め込みます。これもそれらしく曲げて余計な部分をカット。
蓋には銀河のジャンパー栓(床下用/旧)(N-033)をくっつけてそれらしくしました。

20090301143632.jpg




























一通りの加工が終わったので床板をはめてみてバランス調整です。ジャンパーコードの位置などを修正して「らしく」見えるようにするのと、カプラーの首振りにひっかからないかなどを確認。TNカプラーなんで他車と連結した際に当たらないか、なども確認します。

・屋根上
おでこ部分(車体色と同じ色の部分)には当初から開いている穴に信号炎管を、その対になる部分に釧路車の特徴であるホイッスルカバーを設置。
グレーの屋根上には製品に付属する治具を使用して列車無線アンテナを載せます。だってJR化後の姿ですから。
製品のままでJRマークを貼りたい方はこの列車無線アンテナを載せないといけないですね。ドリルで穴を開ける必要性が出てきます。国鉄仕様なら無しでも問題ないですが。

20090301143724.jpg

























位置関係はこんなもんですかね。

というわけで一通りの加工が終了です。
元がいいので大した工作はしていないですね。試行錯誤していたので時間が掛かりましたが、慣れたら結構時間短縮できそうです。
むしろ調べながらやってるから時間が(ry

さて、次は塗装ですね。
前面の凹凸が増えてマスキングのやりにくさが倍増…どころか自乗倍されてる気がしますorz

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