桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

名古屋市交通局鶴舞線N3113H甲種輸送を見る
緊急事態宣言解除後で感染者数が増え…という話題もまた目にするようになって来るような状況ですが、ソロ活動・マスク着用・小まめな手指の消毒…と気を付けながらの行動を続けています。
何より毎日の通勤は避ける事が出来ず、そこで気を付けている事は当然土日も同じように行って…ということで。

さて、3/26(金)に名古屋市営地下鉄鶴舞線N3000形の新造車3113H編成の甲種輸送が行われ、笠寺駅に滞泊していると聞き、見に行ってきました。


▲常滑線大江駅で名鉄線内の回送に向け待機
金曜日の夜を笠寺駅構内で明かしたN3000形3113H編成は、名古屋臨海鉄道~名鉄~赤池車庫という順で輸送されていきます。
笠寺~大江の名古屋臨海鉄道・名鉄築港線区間は日中に輸送が行われるため、多くの撮影者で賑わいます。撮影記録も多数ヒットするため、事前研究に事欠きません(笑

これまで何度も写真等を見掛けてはいたものの(決して遠くない距離なのに)撮影機会に恵まれず、今回初めて撮影に行く事が出来ました。


▲東港線、国道23号線を単線高架でオーバーパス。

1965年開通の渋い単線高架橋で市街地を抜け、列車は東港駅へ向かいます。
ちょっと苦しい構図ですが車でここを通る度に列車が通る光景を撮ってみたかった…という理由でちょっと無理な構図で狙ってみました。

案の定、大型トラックも多いためかなり運に左右されますし、やはり南側の歩道橋から撮影するのが無難なのでしょう(笑


東港駅で機関車を付け替えた後、列車は東築線を通り名電築港駅を目指します。


▲名鉄築港線との平面クロス近くに存在する第3種踏切を通過し…


▲行き止まりをスイッチバックして東名古屋港へ。


▲東名古屋港から名鉄築港線を大江駅まで向かいます。

三菱重工やニチアス、東レなど大企業の工場が立ち並ぶ工業地帯まっただ中をDD13タイプの機関車があっちへこっちへ行きつつ輸送を行っている…というのはかなり心の琴線に触れる部分の多い案件です。
スイッチバックを必要とする関係でプッシュプルでの運行となり、汽笛で合図を送りながら通って行くのも「なんでもっと早く来なかったんだ…」と思わせられる要素ばかりです。





大江駅まで無理に追い掛ける事はせず、DLの回送まで粘って撤収。
天候にも恵まれ、久々に機関車の撮影を楽しむ事が出来ました。

ちなみに、笠寺駅以降の編成はこのような状況でした。
・笠寺→東港     :(←先頭)ND552-10+ヨ8642+N3113H+ヨ8450
・東港→名電築港   :ND552-10+ヨ8642+N3113H+ND552-7(先頭→)
・名電築港→東名古屋港:(←先頭)ND552-10+ヨ8642+N3113H+ND552-7
・東名古屋港→大江  :N3113H+ND552-7(先頭→)

東港駅での入換が一番大規模かとは思いますが、この区間だけで連結や開放、スイッチバックが多数行われています。
貨物輸送華やかしき頃であれば何ともない「よくあるコト」だったのではないかとは思うのですが、やはり今の時代でこれだけの手間を掛けて運ぶ姿を見る事が出来るのは数少ない貴重な機会なのかもしれません。

そしてやっぱり「工場モジュールはいいなぁ」とか「DD13タイプの小型機関車いいなぁ」と余計なことを考えながら帰路についたのでした。
そんな誘惑に負けて一体何両DLを持っていることか…先日発売されたTOMIX仙台臨海鉄道SD55形はさすがにエリア外のため購入は見送ったものの、中古やオクでDD13が出ていたりするとやはり危ないですよね(笑

という訳でまた所有両数を増やしてしまいそうな方向に行きそうですので、今ある釜での遊び方を模索しつつ、実車の方もまた機会があれば撮影に出向いてみようと思います。

~おしまい~

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