桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

ミャンマー大遠征~その1
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皆様こんばんは。
今年のGWは途中平日を3日挟んだため、連休が分割されてしまうなど様々な連休の形態だったかと思います。

私はというとありがたいことにまさかの「10連休」という類を見ない大型連休になりました。
これはチャンス!ということで今回はこのブログ初の「海外編」というわけで、
これまで行きづらかったミャンマーへと4泊6日で行ってきました。

目指すはもちろん同国で活躍する日本型気動車たち。
中でも北海道型にはぜひとも会いたい!というわけで弊ブログではそれらをメインにご紹介します。

(そのうち同行したPierre2427氏のサイト「西船junction」にて詳しく特集になるはず…笑)

これまで軍事政権だった同国では、鉄道のような「準軍事施設」に対しての撮影は非常に厳しく、これは同国を訪問されている先輩諸兄のサイト様や書籍等でも触れられていることです。

そのため、今回も現地旅行社を通して事前に「撮影許可証」を取得しました。今回ブログで紹介している写真は全て「許可の元に撮影したもの」であります(撮れないものがあるだろう、というのは承知しての訪問でした)。
また、激動の時代である現在のミャンマーでは「今回撮れたものが次回も撮影できるとは限らない」ということもあります。

従いまして撮影に関しては「その時はその時」になりますので、当方としては今後何があっても責任は持てません、ということだけは書かせてください。
撮影にまつわるトラブル等も風の噂で聞きますので、皆様ぜひともよろしくお願いいたします。

ただ、今回の旅行中、駅での撮影中は皆様とてもフレンドリーであり事前に聞いていたようなピリピリムードがまったくなかったのは非常に幸運といえました。


 
さてさて。

今日は同国に渡ったキハ48について。
今回はキハ48-301,302,303の計3台を確認することができました。

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▲キハ48-302=RBE2589@コンピューター大学駅

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▲キハ48-301=RBE2588@コンピューター大学駅

2013年5月現在、RBE2388-2599の2両が背中合わせのユニットとなり、ヤンゴン中央駅~コンピューター大学の往復運用についています。

ただし、エンジンを駆動させるのは片方の車両のみで、しかも「どちらを駆動させるか」というのは決まっていないようです。
1日目訪問時はRBE2588を、2日目訪問時はRBE2599のエンジンをそれぞれ駆動させていました。

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ミャンマーでは珍しくブレーキ管が繋がれ、幌も繋がれています。
そのためエンジンを駆動させない「キクハ状態」の車からも総括制御ができたようです。

ただ、線路状況が余りにも悪いため幌はすでに外れ気味…というか引きちぎれ気味で接合部から外が覗けるような状態でした。


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ヤンゴン郊外にある「コンピューター大学」に併設されているコンピューター大学駅ですが、大学の建物からは徒歩数分程度離れており、パッと見草原のなかに終着駅があるような雰囲気になっています。

どことなく新十津川のような雰囲気が(笑

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北海道カラ―のキハ48形が東南アジアらしい駅市場の中を進んでいくのはまったく想像できなかった光景。
この車って酷寒地仕様じゃなかったっけ…?というのは野暮な疑問ですね(笑

初日は15:50頃、ちょっと遅れをもってコンピューター大学を発車。
貫通路もドアも窓も全開で気温30度を超えるなかをゆっくりゆっくり進んでいきます。

現地ガイドさんがいたこともあるのか、非常にフレンドリーに接していただき運転台のATS機器の話をしたり、日本の鉄道の話をしたり。
我々が乗る前、午前中の便に同じ目的の日本人グループがいらした、という情報までいただきました(笑

屋根の扇風機も回して涼をとりつつ、ガイドさんを通して国鉄、警察の方々と色々談笑しながら夕方18頃、ヤンゴン中央駅へと戻ったのでした。

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ヤンゴン駅での折返しの合間に、お願いして特別に前照灯を点灯、貫通扉を閉めてもらって記念撮影しました(笑


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▲キハ48-303=RBE2390(許可を得て撮影)

もう1台のキハ48-303はインセインの「環状線機関車工場」の日本車群の中に紛れて留置されていました。
こちらの状態も非常に良好でした。

片運のため機回しを必要とするスイッチバック有の支線運用に入れませんから、相方がどうなるのか、またどの運用に入るのかが非常に気になるところですね。

以上、キハ48でした。
次回は…キハ141です!
 

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