▲様々な出身国の機関車が集うマラゴン機関区
さて、すでに3ヶ月以上前ですが2013年GWのミャンマー訪問ネタです。
前回は元・北斗星釜を紹介しましたが、ミャンマーにはその前からDD51が譲渡されています。
今回は機関区で出会ったJR貨物からのDD51のお話。
※うるさいようですが、これらの写真は全て鉄道省へ許可を申請し、許可証の発給を受けた上で撮影しています。
現地ガイドさんの御尽力とご理解、ミャンマー国鉄職員の方々の御好意の元撮影できたものばかりです。
政情によっては撮影禁止の「準軍事施設」ですので、ご留意のほどお願い致します。
JR貨物所属の元・DD51型797号機です。
先頭の番号は消されていますが、キャブには日本時代の切り抜き文字がそのまま残されていました。
製造銘板・JR貨物の銘板もそのまま残されています。
797号機ですが、調べてみると最末期はJR貨物所属で愛知にいたようで。
その後ミャンマーに譲渡され今に至るわけですね。
さて、改造部分はというとキャブの低屋根化が目につきますが…
尾灯の処理が北斗星釜とは異なっていす。
※前回記事参照
あちらの尾灯は位置そのままでしたが、こちらは周辺の板と一緒に切り抜かれて全面の手すりに無理やり取り付けられています。
取り付け、というかぶら下がってる、というか…
片目は割れてなくなってしまっていました。
尾灯位置を動かしている割にジャンパー栓等がそのまま、というのは改造の基準がよくわかりません。
恐らく取捨選択がその時々で行われることで、本当に多様な個体差になっているようですね。
キャブの中は低屋根化しているため、やはり立って乗るにはかなりキツい状態。
とはいえ室内の機器がすべて撤去されてガランドウになっているので屋根の低さを除けば広々としています。
煙突前にはタイフォンが設置されていました。
低屋根化をするぐらいなので屋根上には設置できず、ここに持ってきたのでしょう。
「架線注意」の表示がそのままなのがグッドポイントですね(笑
とはいえ…DD51はホイッスルだったはず。恐らく何かの車から持ってきたのでしょうが…
むしろ元のホイッスルはどこに行った!?という方が気になるところです(笑
そんなわけでマラゴン機関区に収容されていた元・DD51型797号機のご紹介でした。
コメント