桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

【甲府モデル】長野電鉄ED5001製作~その1
久々の工作記事です!

以前、イベントで購入した甲府モデルさんの「長野の5000形電気機関車」。
ペーパーキット自体まだ「1回しか組んだことない」ためノウハウも全くない状態のため、色々と調べつつかなり自己流に製作を進めてみる事にしました。


▲レーザーカットされた車体一式で1,500円。

1927(昭和2)~1928(同3)年にかけて3両製作されたED5000形。
昭和初期に作られた初の国産電気機関車ED15型に近い形態で、ザ・私鉄電機と言えそうなスタイルも非常に好ましい機関車です。
貨物輸送は当然ながら季節臨で国鉄からの直通の客車を引いて走ったこともあり、客車6両を繋げた写真がRM LIBRARY No.86「長野電鉄マルーン時代」に掲載されています。

ED5002と5003は越後交通へ譲渡されましたが、ED5001は長電に残り、機械扱いとはいえ近年まで動態で残されていました。
須坂構内で長らく入換機(機械扱い)として使われたED5001号車も、2017年3月ついに解体。

今、姿が見られるのは譲渡先の越後交通から里帰りしたED5002のみで、長野県内で保存されているとのことです。


さて、パーツ構成は非常にシンプルで、屋根と側合体の1枚、内貼り2枚、妻板2枚の5枚で箱を作って行きます。
まずは説明書を読みつつ、瞬間接着剤にて2枚構成の内貼りと3枚構成の妻板をそれぞれ部材ごとに接着し、箱組みに備えていきます。

高粘度の瞬着で一部を固定してから、全体にサラサラタイプの瞬着を流し込んで樹脂化させます。先によく染み込ませておかないと、シートごとの接着時に紙自体にどんどん染み込んでいってしまい、全くくっ付かなくなります。

かなり染み込むので一気には作業できず、クリップで保持しつつ少しずつ染み込ませた箇所を拡げていきました。
(油断すると工作マットと接着される羽目に…)



箱にする直前の状態。
妻板は左下にくぼみのあるシートを選んでしまいましたが、よくよく考えると「くぼみの無い状態」が正しい状態となります。
製品にはくぼみのない妻板も含まれるため、失敗でした。

箱にしてから気付いたので、もうそのまま突き進んでいますが…苦笑



という訳で、箱になりました。
やはりペーパーキット特有の「紙に瞬間接着剤が染み込んでいく」という事象にはまだ慣れません。
くっ付けたと思いきやどんどん染み込んでいって、接着面に接着剤が残りません(笑

正しい作り方なのかは分かりませんが、とりあえずここまでは説明書通りなんとか箱になりました。

窓枠の段差の薄さなどはペーパー製の利点が出ており、かなり好みです。

箱にした状態でも紙の素地状態の部分は柔らかいまま。
まずは箱としてしっかり強度を持たせるべく、瞬間接着剤を染み込ませて硬化させる作業を進めていきたいと思います。

~つづく~



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