桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

711系撮り納めの旅~2月編
気付けば1週間が過ぎ、鉄道マニアとしてはついソワソワしてしまうダイヤ改正の日を迎えてしまいました。

先日の記事で書いた通り、私としてはやはり「711系の引退」が一番のトピックス。
従来ダイヤ最終日となる3/13(金)も711系の動向ばかりが気になっていました(笑

さて、道外の人間としては最後の撮影チャンスとなった3/7-8の週末、居ても立っても居られず渡道し、最後のお別れをして来ました。
言い方は色々ありますが、要するに葬式鉄です(苦笑

※写真にコメントを加えていると、どうにも感傷的なコメントばかりが浮かんで来てしまい、結局それらを全て文章にしてしまいました。どうか今回ばかりはご容赦下さい。


▲上り144M @豊平川橋梁 S-113+S-110編成 2015.3.8
今回は撮影地の再選定で、どうしても行ってみたかった砂川~滝川間のポイントへ。
砂川駅から3kmほど歩いた箇所にある跨線橋からの撮影です。


▲S-111編成 2015.3.6


▲S-110編成 2015.3.7

基本的には午前順光の撮影場所のため、午後の列車は側面がどうしても潰れてしまいます。
それでも顔には陽射しがバッチリ当たってくれますので、さよならヘッドマークステッカーを付けた姿を記録する事が出来、満足です。

今度は午前中の順光となる時間帯に、行ってみたいポイントです。


▲上り144M 苗穂~札幌 2015.3.7

冒頭の豊平川を渡る光景以外、どこで144Mを撮影するか。
混雑するのは覚悟で苗穂駅札幌方の跨線橋を選びました。

晴れたり雪が降ったりとなかなか安定しない状態の中、144Mは定刻で苗穂を通過。
定番すぎて避けていたのですが、一度は撮ってみたかったアングルです(笑


▲去りゆく144Mを振り返って 2015.3.7

苗穂を発車した144Mは札幌駅の高架線へと滑るように駆け上がって行きます。
その後ろを千歳線からの789系快速エアポートが追い上げ、前からはキハ183系特急北斗が駆け下りて来る(さらにその後ろ函館本線にはキハ201も)。

首都圏なんかと比べれば本数は断然少ないですが、朝の札幌近郊らしい忙しない空間を赤色を全身にまとった711系が走り抜けるのを見るのもこれが最後。
見えなくなるまで見送ってしまったのですが、何故かもの凄い寂寥感が込み上げて来てなんとも言えない寂しい気持ちに。

北海道に来て活動していれば「居るのが当然だった」711系。
ありがちですが「当たり前」のものというのは失って初めて気が付くもので、毎度のごとく「こうではいけない」と思いつつも往々にして忘れがちになってしまいます。

趣味活動を飛び越え日頃の諸々にも同じことは言えるわけで、常に先の事を考えながら過ごしたいものです。

機会を得て整理のためにこれまでを振り返っているのですが、なんとも後悔の多いこと多いこと。過去の色々に後悔がありつつも、覆水盆に返らずという言葉の通り取り返しのつく事ばかりではなく。後悔しない事なんてないんでしょうけど、もう少し色々な事を"考えながら"過ごさなければいけませんね。

あぁ、本題からずれてしまいました。
711系撮影旅行、駅間以外では基本的に岩見沢駅に高頻度出没して駅撮りをしていました。


▲721系にとって変わられた朝の旭川行普通列車と。 2015.3.7


▲旭川行は岩見沢で3連を切り離し。その間から711系が。 2015.3.8


▲下り2175Mが滝川へ向かう 2015.3.8

私自身が見る最後の711系、下り2175Mを岩見沢駅でお見送りして今回の旅程は全て終了。
ちょっと感慨に浸った後、特急で新千歳空港へと移動して機上の人となったのでした。

711系最後の列車となった朝の札幌行き上り144Mは数分遅れたものの無事に札幌へ到着、手稲へ回送されたようで。
引退は寂しいですが、無事故で終えられた事にはお疲れ様でした、という言葉しかありません。

北海道の電車運転の礎となった711系よ、お疲れ様でした。

~おしまい~

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