桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

旭川運転所キハ40の運命やいかに…
先週となる2020年5月19日、兵庫の川崎重工からJR北海道向けH100形気動車12両が輸送されたとの記事を見掛けました。

H100-16~27の計12両で、今回の輸送先は旭川運転所(旭アサ)の様子。
関西~北海道内で撮影に行けた沿線の方々を羨ましいと思いつつ、置き換えられるであろうキハ40系の写真をHDDを掘り返してみました。
(といっても、自由に動き回る事が出来るようになったここ10年くらいの写真しかない訳ですが…)


▲H100の方はというと未だまともに撮った事がなく、苗穂にいたH100-1,2を見掛けたのみ。
写真もエアポートの中から撮ったものしかありませんでした。。

▲キハ40-1716 宗谷本線永山駅 2011.3

▲キハ40-1714 石北本線網走駅 2012.07

▲キハ40-1747 旭川駅 2016.01

▲キハ40-1707 旭川駅 2018.07

これらは機関更新等が行われた1700番台車で、H100投入後も生き残るグループではないかと個人的には考えています。
撮影時期がバラバラではありますが、1707は前面のタイフォンカバー撤去が行われた後の姿になっています。

このタイフォンカバー撤去→電子ホーン化がモデラー的には厄介で、ほとんど法則性が見られません。
簡単に考えると機関更新をした1700番台を生き残らせるのでは→延命工事をするなら更新車優先?と思ってしまいます。
一方、タイフォンカバー撤去が行われた700番台車が解体線に入っている写真も見掛けました。

となるとタイフォンカバー撤去=延命という事が必ずしも成り立たなくなり…
タイフォンカバーから侵入した水分による腐食というような話も散見され、「よっぽどヤバい車」から車体の健全性を保つために施工しているという考え方も出来るかもしれません。


▲キハ40-746 石北本線網走駅 2012.07

▲キハ40-833 旭川駅 2016.01

▲キハ40-726 旭川駅 2018.07

こちらは更新工事が行われていない700番台車。
…ですが833と726はタイフォンカバーの撤去が行われています。

今回写真を見つけた3両は現時点(2020年5月26日現在)でも生き残っているようではありますが、タイフォンカバー撤去が行われた826,827号車が解体されていることから先行きは見通せません。

2019年度の函館本線山線でのH100系量産車運用開始では、同線で活躍していたキハ150-100が山線以外の運用に入る事になりました。

今回の旭川へのH100投入ではキハ40の直接置き換えとなるのか、富良野線用キハ150-0が置き換えとなりキハ150-0でキハ40を置き換えるのか。

全車であれば石北本線への投入、後者であれば富良野線への投入が考えられる訳ですがいずれにしても12両では車両両が足りません。H100で統一はできず在来車で運用される列車が残る事になります。
過去の事業計画を見ていると2020年度以降もH100投入は計画されており「計画通りであれば」今回の12両の輸送だけでは簡単に決めつける事はできません…が、今ある情報で色々予想したくなるのはマニアの"さが"ですね。

個人的には、石北系統へ投入しキハ40を置き換え、停車駅の少ない「きたみ」にキハ54が残る…という線を推したいと思います(笑


いずれにせよ今年中には旭川を中心とした車両運用に大きな変更があることは確実であり、在来車を記録したいのであれば今しかタイミングは残されていないのかもしれません。

新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言は解除されましたが、コロナウイルスがなくなったり、感染リスクがなくなった訳ではありません。
県外移動の自粛要請も2020年6月19日に解除される見通しではありますが、だからと言ってすぐに北海道へ飛ぶには時期尚早と言えるでしょう。

元通りになることはなくとも、思いのままに移動できるように日々が再び来ることを願いもう暫くは日常生活圏内での生活を心がけたいものですね。

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