桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

SE風味の小田急キハ5000形
先日開催された年に一回のたまでんクラブ「おみまい会」。

毎年何かしら面白そうな種車を手に入れては設定を考え、塗り替えを行い、プレゼントとしているのですが、今年も良い種車が手に入ったのでビシッと塗装変更を行いました。

その際にメンバー向けに作ったifモノの塗装変更なのですが、これが想定以上に良き風味に仕上がってしまい…3両作ったうちの1両は結局手元に残す事にしてしまいました(笑

今回手元に残した1両を落成させましたので、せっかくなのでご紹介をば。


今回の塗装変更ネタ、種車はたまたま中古店で入手した鉄道コレクション小田急キハ5000形。
昭和30年に登場した小田急~国鉄御殿場線直通用の気動車であり、黄色・紺色のツートンカラーで登場。2011年に発売された製品では「新塗装」と謳っている通り、塗装変更が行われた後のクリーム+赤帯時代が再現されています。

実車は小田急引退までクリーム+赤帯のまま活躍したのですが、ほぼ同時期に箱根特急用として3000形SE車が導入されていました。

SE車は特急、キハ5000は特別準急と種別こそ違えど箱根・御殿場エリアへの観光列車としての性格は一致しており、SE車の人気にあやかりキハ5000が塗り替えられていたら…というifです(笑



オレンジはFARBE朱色4号、グレーはGM9番、白帯はガイアノーツアルティメットホワイトを使用しています。

銘板が付いている側の先頭部には検査標記が入りますので、手元にあったキハ58/28用の検査標記を入れてみました。近付いて見なければ充分それらしいです(笑


5000形・5100形合わせて4両しかいなかった同系列ですが、塗装変更時にはこんな併結も見られた…?という雰囲気で。

手元にOERマークのインレタが無いため社紋を省略せざるを得なかったのが残念ですが、なんとも「小田急の優等車」っぽい雰囲気になってくれました。

3100形NSE車のように腰部にグレーと白細帯を入れることも考えたのですが、時代設定や車体自体のデザインを考えても、SE車風味のままで充分ですね。

ノリと勢いで塗った割には「おみまい相手」以上に自分が気に入る車両が出来てしまうという本末転倒な状況でしたが、たまにはということで許していただきましょう(笑

次回運転会までに正規のキハ5000の動力化とHMの装着を行い、運転会デビューに備えておくとしましょう。

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