桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

鉄道コレクション第32弾キハE130-2
2023年8月に発売されたトミーテック鉄道コレクション第32弾。
JR各線の非電化路線で活躍する新型車両と銘打って発売された同弾で、水郡線を走るキハE130系0番台がラインナップされました。
たまたま開封売りの同形式を購入することが出来たため、常磐運転会のメンバーとすべく小加工を行いました。

▲キハ111+112との併結 「常磐運転会」にて

同形式はマイクロエースから既に発売されていたため、後発の競合製品となります。
ライトの点灯を考えると、キハE130系をきちんと楽しみたいならマイクロ一択かなというのが個人的な見解。片運転台車のキハE131+132を含め製品化されていることなどを考えると、そちらを購入した方が3連や4連も楽しむことが出来て良いですね。

今回購入した動機は同形式が「キハ110系と併結できる」という点。
水郡線でも活躍していたキハ111+112の基本セットを持ち合わせているため、これに併結すれば動力化も不要でお手軽に水郡線として遊ぶことが出来ます。
マイクロ製のキハE130系はなかなかバラシが転がっていることもないため、「T車で良いから1両ほしい」というニーズにはちょうど良い製品化でした。

さて、製品の方を見てみますと1形式1両でのラインナップで、単独で遊ぶことが前提となるため両先頭ともダミーカプラー(密連、電連は1段※実車は2段)が取り付けられています。
キハ110系と連結するためには、これをKATOカプラーに交換する必要があります。
KATOキハ111+112のカプラーは旧来の「電連に見立てたフックで連結」というタイプですので、キハE130系の方にもそれを取り付ける必要性が出てきます。
スカートのことを考えると、台車マウントではなくボディマウントにしてスカートのプロポーションは保ちたいところ…という訳で模型店のAssyパーツ売り場でしばし悩みまして、蜜連のボディマウントカプラーを購入して来ました。具体的には383系用のカプラーです(おそらく他にも同形状のカプラーはあるかと思いますが、これが一番先に目に入りました)。

スカートを付けた状態で位置合わせを行い、最終的に瞬間接着剤で接着しました。
勿論接着前にはカプラー側・床板側ともに接着面を粗めのヤスリで荒らしてからの接着です。

いつもならM1.4の小ねじも使用するのですが、T車1両でキハ110系にぶら下がるだけなので、簡易的に接着剤での固定のみで製作してみました。
今のことろは外れなしで活躍してくれています。

スカートの削り具合はこんな感じ。
左が加工前、右が加工後の姿です。内側をカプラーが首振り出来る限界を確保するために少しだ削って拡げました。

正面から見るとこんな感じ。
カプラー側も若干削っていて、首振り性のに若干の影響が出てしまいました…今のところは製品状態での引っ掛かり具合と大して変わらないため、特に問題はないとは思うのですが、もう少し引っ掛からずにスムーズに動いてくれると安心できるのですが。

スカート開口部の削り量を最低限に抑えたので、前面は大きく印象を損なうことなくKATOカプラー化が出来たのではと思います。


▲いずれも2017年8月撮影 @常陸大子駅

実車の方はと言いますと、(当然ながら)水戸駅で何度か眺めたほか、ドライブの途中で寄った常陸大子駅にてE131+132+130という綺麗な併結を見ていました。
今回再現した「キハ111+112」との併結運用は見られなかったため、もはや幻ですね。

そんな訳で、鉄コレキハE130系にKATOカプラーを取り付けてみました。
ポン付け出来るTNカプラーが開発されれば良いのですが、やはり厳しいものがあるでしょうね。

こうなるとマイクロのキハE131+132もにわかに気になってきますが、そうなったらキハE130も欲しくなって際限なくなるのは分かりきっているので、この形式はここまでにしておこうと思います(笑

~おしまい~





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