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桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

東急大井町線9007F を作る第 ?回
帯変更だけで簡単に済ませるつもりだった東急9000系9007F製作、いつの間にか“また”細かいとこに手を出し始めてしまいました。。。

そんなわけで今回はパンタ回りのお話。

大井町線に所属する(していた)形式、8000,8090,8590,8500,9000系は元々普通の菱形パンタで登場しています。
しかし、大井町線に転属してしばらく経ったあと、冬季の雪によるパンタ障害を回避するためなどの理由でシングルアームパンタに換装されたのです。
現行の大井町線編成を再現するためには模型もこの改造が必要なのです。

ところが、当然GMから発売されている各形式は菱形パンタのPT42を搭載することを前提に作られています。
特に9000系のキットなんかはパンタ台座までモールドしてあるので(東横8連や2000系10連を作るにはありがたい)、PT71Bを載せるにはちょっと・・・ではなく少しだけ改造が必要です。

1.まずはパンタ台座を削ってランボードとツライチに。

2.GMのPT71Bに付属する穴開けガイドを使用してピンバイスで屋根に穴を開けます。

※これは自己流で責任を負いきれませんが、0.6mmで開けろと指示されているパンタ穴ですが、実際は0.8mmで開けた方が・・・という。
私はパンタを瞬着で止めちゃう人なんで。

3.エバーグリーンのプラ棒のど真ん中縦方向に0.8mmのピンバイスで堀り進みます。
んで、穴が開いたプラ棒をようかんのごとく切り分けていけばあっという間にパンタ台座が完成です。
パンタ台座を2段(凸型)にしたい方も同じ手法でいけます。
ちなみにプラ棒を切ってパンタ回りに貼ってから穴を開けると、回るピンバイスにプラ台座が一緒についてきてしまうため、なかなかうまくいきません。
であれば最初から穴が開いたものを付ければいいじゃないか、ということです。

4.瞬着が乾燥後、慎重に0.8mmのピンバイスを通して穴が貫通しているかを確認し、パンタを差し込みます。

5.パンタ足に裏から瞬着を流して固着したあと、パンタ自体の軽加工です。
パンタの足に線路方向に細く切った薄いプラ棒を載せます。以上!!

これでだいぶ「らしく」見えるようになると思います。

この後GM9番を塗りますが、そもそも屋根板が9番で塗装されているので、うまくやればパンタ周りの塗装だけで済みます。
9番が乾いたらパンタのみ8番のシルバーで塗ればパンタが目立ちます。塗らなくても支障はありませんが。
集電舟の端をGM15番(黄緑6号通勤型EC)で塗りました。ガンダムマーカーでも代替がきくらしいです。


これにてシングルアームパンタへの換装作業は完了です。
あとはお好みでウェザリングでも。私もクーラーが揃い次第ウェザリングを行う予定です。


写真は管理人所有の大井町線シングルアームパンタ搭載編成進化の歴史。
左から8640F、8081F、9007Fです。
左から右へ技術力が上がっていきます(苦笑



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