桜咲車両工場ブログ支区

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KATOから作る東急5080系~その2
さて、前回に続きましてKATO「東急電鉄5050系4000番台」から作る5080系。
今回は屋根加工のお話です。


▲日吉方のTc5680はアンテナが2本搭載

▲日吉方Tc5680 @元住吉駅


▲目黒・地下鉄線方Tc5180 @元住吉駅

架線支持のビームでちょっと見にくいですが、実車写真を見て分かる通り5080系はL字アンテナが日吉方のTc5680に2本搭載され、目黒方のTc5180にはL字アンテナが搭載されていません。

一方の5000系・5050系では他系列と同様に両端の先頭車に1台ずつ搭載されているため、本形式の大きな特徴となっています。

模型的にもこれは大きな特徴で、GM製の5080系でもこれは再現されていません。
上から見ることが多い模型でもありますし、目立つこの部分はなんとか再現しておきたいところ。

と、いうわけでバラ売りされていたサハを調達(もちろんパンタ無しM車でも可)し、屋根のみを供出します。



作業は簡単で、正規の先頭屋根を治具としつつ長さを短縮、端部のビード約0.5mm巾を削り落とします。

その後、雨樋の溢れ防止のカバーをプラシートで再現してあげれば完成です。



アンテナを増設する側の屋根は後位側の屋根ビードを一部削ります。
その上でφ1.0mmで穴を開け、Tc5180側から持ってきたアンテナが嵌るようにしてあげます。

アンテナの足はGMと異なり四角のため、角を落としてφ1.0に嵌るようにしてあげなければなりません。

これで屋根は完成!…のはずだったのですが。
疲労困憊状態で少しだけでもと作業を進めようとした結果、「削らなくていいTc5180の屋根の後位側のビードを削る」という大失態。せっかく入手したサハ屋根を無駄にしてしまいました。

ただここでもう1両調達して来るというのも勿体無い話で。
結局、「製作したTc5180の屋根前位側半分に元の先頭車屋根の後位側半分を切り継ぐ」という事態に。

余計な工数を増やしてしまいました。。
上の写真では既に切り継ぎ状態が見えていますね(苦笑



こちらが完成状態のTc5180。
クーラーが載ったど真ん中で屋根を切り継いでいますが、なんとか見えないくらいには仕上げることが出来て一安心です。

~つづく~

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