桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

留萌本線、部分廃止?
また半月ほど間が空いてしまい、最近どうにも更新頻度が下がってしまっていますが…

7月末、機会があり留萌本線を再訪してきました。
そしてその旅行と前後して、留萌本線に関するニュースが各所で見られるようになって来ています。

というのも、まずは利用者数の少ない留萌本線留萌~増毛間の廃止意向をJRから地元に伝えたとの話が出ており、これはほぼ決定的ではないかという流れになっています。

そうしたニュースを受けたためか、この旅行で乗車した増毛行の列車は前回(2008年)訪問時とは比べ物にならないほどの乗車率。
かつ終着の増毛駅には車で増毛町を訪問している観光客がおり、なかなかの活況を示していました。


▲8年前と同じ列車、4925D。 2015.7.26
この日はキハ54-529(急行仕様車)+キハ54-501


▲キハ54-501は締切扱い

7年前と運用は変わらず、締切扱いの回送を繋げた2両編成で留萌まで運行され、深川方1両は留萌で切り離して折返しの深川行となります。


▲雨の増毛駅 15.5.27

訪問者が増えたからか、ホームから末端部まではポールとトラロープが張られていました。



沿線の海水浴場は雨にも関わらず結構な盛況ぶり。
ただ、昔のように「鉄道で海水浴へ!」という時代でもないですよね。。

同行の友人の「意外と住宅が続いてるのになぜ…?」という疑問も理解できるくらいに人家や集落が途切れずに続きます。
とはいえやはり「車社会」、かつ深川留萌自動車道が順次延伸されており、2019年には最終区間が開通して留萌まで達する予定となっています。

やはり車移動が主になっており、また通学等を除き鉄道を使う必然性が落ちている中、たとえ集落が続いてもそのうちのどれだけの人が鉄道を使うのか、ということもあります。

沿道には既に沿岸バスによる路線バスもありますし、なかなか鉄路を残す必然性というのを説明するにも個人的には厳しい状況かと思ったり。

あくまでも私は趣味人ですから口を挟むことなど出来ませんが、交通ネットワークとしての鉄道が失われ、「移動の選択肢」が少なくなっていくのには疑問を感じざるをえません。




増毛から戻った後は、旧国鉄羽幌線の代替でもある沿岸バスにて宗谷線豊富駅を目指します。

この乗車場所も駅から1ブロック離れており、事前に調べないと初見で辿り着くのはなかなか難しそう。
駅前にロータリーがあるのにバスが乗り入れて来ないというのは、なんとも不思議な印象を受けました。

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