桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

キハ183系ラストラン週末~その1
表題のような書き方をすると「ノースレインボーがあるじゃないか」なんてリプが飛んでくることもあるようですが、それは置いておいて。

2023年3月18日(土)のダイヤ改正で定期運用を外れたキハ183系は、それ以降の週末を使って稚内や函館への臨時列車へ充当され、かつて通いなれた旅路を走り抜けました。
・2023年3月25日 北斗   札幌⇒函館(室蘭本線経由)
・2023年3月26日 ニセコ  函館⇒札幌(函館本線(山線)経由)
・2023年4月1日   サロベツ 札幌⇒稚内
・2023年4月2日   サロベツ 稚内⇒札幌
・2023年4月7日   クラブツーリズム団体貸切 札幌⇒函館(函館本線(山線)経由)
・2023年4月8日   クラブツーリズム団体貸切 函館⇒札幌(室蘭本線経由)
・2023年4月9日   オホーツク 札幌⇒網走
・2023年4月10日 オホーツク 網走⇒札幌

183系がしばらく入線していない石勝線への入線がなかったのは、それなりの事情があったのでしょう。(キハ183系と石勝線の縁は切っても切れないものと思っていましたが…)

ダイヤ改正直前に一度渡道してお別れをしましたので、上記の臨時列車ごとに渡道をするのはなかなか事情が許さず。
このままTLで終焉を眺めるだけになるかと思っていたのですが、4月10日「網走⇒札幌」本当のラストラン列車の指定席を運よく入手することが出来たため、4日連続臨時列車運行となる週末に合わせ渡道を敢行しました。

▲4/10(月)網走駅の臨時特急表示
…といっても羽田から遠く離れたエリアのサラリーマン稼業ゆえに4/7(金)朝の札幌発に間に合わうように北海道入りするのは非常に困難。札幌⇒函館の撮影はあきらめ、翌8日の函館⇒札幌の撮影に賭けることにしました。

そんな訳で金曜午後のフライトで新千歳へ降り立ち、南下を開始します。
といっても最終上り北斗までは時間に余裕があったので…



この記事を書いている間に新型車両737系の報道公開が行われました。
同車は室蘭線へ導入され「気動車列車を置き換え、速達化を図る」ということで、学園都市線電化後も生き残ってきたキハ143系にもついにお役御免の時が近づいて来ました。

5月20日(土)新型737系電車を室蘭線に投入します(PDF)
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/230413_KO_0520_737.pdf


金曜とはいえ平日夜ゆえか同じ目的の方はほとんど見かけず、苫小牧⇒東室蘭の全区間、地元の方々の乗り降りを眺めつつ平穏に乗り納めることができました。
そういえば転属当初に室蘭まで見に来たな…と思って掘り返すと2012年の秋でした。
50系からの改造が1994年頃ということで、学園都市線で18年、室蘭本線で11年の活躍。古巣の学園都市線での活躍期間は長くて当然として、転属してから室蘭本線を10年以上走り続けたというのは意外と実感が湧きません。


▲東室蘭にて。折返し札幌行きとして運行

乗車した列車は折り返し東室蘭⇒札幌のロングラン列車となり、そちらを乗り通すというのは結構有名ですね。特急車ではない気動車で札幌駅へ入線できる貴重な列車です。
とはいえ今回は主題ではないので記念撮影もそこそこにし、後ろから猛追してきた北斗22号に乗り換え一気に函館を目指しました。

日もとっぷりと暮れ、全体的に疲労感が満ちた北斗22号に乗ることしばし。
エゾシカなどの野生動物が多く発生することもなく、定刻で函館到着となったのでした。

函館22時半着ではさすがに空いている店も少なく、久々の函館の夜を楽しむことなく大人しく宿入りしたのでした。

~つづく~

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