桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

キハ183系ラストラン週末~その2


函館で一泊した翌朝。

復刻塗装となったキハ281-901をようやく見ることが出来ました。
運用終了後からずっと3編成分のキハ281が並んでいたようですが、3月31日には1編成が苗穂へと回送されて行き、訪問した4月8時点では901を含む2編成分が並んでいる状態でした。
この後、4月17日には手前にいた1編成分ま追加で苗穂に回送されたようで、2編成ならんで撮影できたのは良いタイミングでした。

▲奥からキハ281-2+キハ280-2+キハ280-105+キハ280-110+キハ281-6
1両ずつ切り離された状態で留置されていましたが、この並びのまま再度編成が組まれ、苗穂まで回送されたようです。1両ずつ妻面が見られたのはありがたいことですが、この留置状況は理由がまったく推測できません。回送前に何らかの点検を行ったのでしょうか。


さて、キハ281の生存確認後は(実は)初めての乗車となる「はこだてライナー」(普通)で七飯駅へ。
電化から7年経ちますが、この区間が電化され733系が走っていることに未だに違和感があります。
地域の利便性や快適性は確実に向上しているはずですので、悪い話ではないのですが未だにキハ40が闊歩している函館界隈の記憶が抜けないのは年をとってきている証拠でしょうね。。

七飯駅ということで想像がついた方もいるかとは思いますが、徒歩で約20分程離れた「藤城線」の有名撮影地へ。
自分の活動エリア的に道南に来る回数がかなり少なく、藤城線撮影も今回が初めて。

キハ183系として最後の藤城線入線、かつ特別編成であることが分かりやすい側面がちに編成が撮れる…ということで一発限りの撮影をここに定めました。
到着してから藤城線を通る練習電もなく、待つことしばし…





残念ながら青空バックとはいきませんでしたが、藤城線の高架橋を駆け上がる特徴的な編成を撮ることが出来ました。

<クラブツーリズム貸切>2023.4.8
↑札幌
キハ183-1555
キロ182-7553
キロ182-7551
キロ182-504(新特急色)
キハ183-8565(新特急色)
↓函館

今回の団臨、ダイヤが意外と立っていてかなりの俊足で札幌目指し走り抜けるものでした。
函館1229発⇒札幌16:59、所要4時間30分。2017年ころの時刻表を見ると特急北斗の函館~札幌間が3時間50分~4時間程度ですので、まったく同じではないものの追いつけるような緩さではありません。
TLなどにアップされていた動画を拝見したり友人の動画を見せてもらうと、各駅を全力で通過していて乗っている方々も往時のような走りを楽しめた貸切だったのかもしれませんね。



撮影後はもう追いつけない事が分かりきっていたため、七飯駅へ戻りゆっくりと北上を開始します。
新函館北斗駅では売店で買い物をする余裕を見せつつ北斗13号に乗車。
明るい時間帯に大沼国定公園の景色を眺めるというのもかなり久々な気がします。前日の函館入りを含め明るくない時間帯の移動が多かったので…

この日は車を運転しないことも分かりきっていたので、昼から限定版のサッポロクラシックを飲みつつN-DMF13HZJエンジンのサウンドと振動を延々と3時間半近く堪能…これはこれで人生における御褒美です。
世の中はハイブリット特急も出てくるような時代ですが、続々とキハ261が投入されている北海道ではもうしばらくは液体式気動車を五感で楽しむことが出来そうです。

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北斗13号の札幌着は17:30。
入れ違うように網走行きのオホーツク3号は札幌駅を出て行ってしまい、旭川以東への移動手段は失われてしまいます。
そして30分ほど前に着いたはずのキハ183系団臨は早々に苗穂の奥へ取り込まれたようで車内からの撮影もかなわず。あわよくば…なんてのはなかなかうまく行きませんね(苦笑

これで残すキハ183系充当列車は網走までの往復を残すだけとなってしまいました。
翌日のため旭川まで移動してこの日は投宿。
キハ183系最後の一往復が始まります。

~つづく~



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