桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

北海道旅行~2022夏~その2
【旅程1日目】
苫小牧東港て定刻で到着後、岩見沢にて一泊。
翌朝からは道央道・旭川門別自動車道を快調に走り、瀬戸瀬駅へ。

紋別を目指し延伸が進んでいる旭川門別自動車道は2022年現在で遠軽までが開通しています。
普段は石北本線に乗るばかりですが、こうサクサクと車でも移動できてしまうと改めて存続が心配になってしまいます。
この区間をほぼほぼ初めて車で走ってみて改めてそのような心配も抱きつつ…


▲オホーツク1号 @瀬戸瀬駅
今回の旅の目的は勿論、新特急色へ塗り替えられたキハ183の撮影。

石北本線の特急オホーツク/大雪での運用を残すのみとなったキハ183系ですが、ついに2022年度いっぱいでの引退が公表されてしまいました。
「いまこそ輝け!北のキハ183系」キャンペーンの一環として、キハ183-8565・キロ182-504の2両が「新特急色」へと塗り替えられました。

赤とクリームの国鉄特急色でデビューしたキハ183系0番代ですが、1986年から増備された
「N183系」と呼ばれる500番代からは新造時点から白をベースにオレンジ色・朱色の帯を纏った塗色で登場しました。

キハ281などの登場以降は「HET色」と言われる青色塗装へと塗り替えられ、この新特急色は模型の世界のものだけとなっていました。

近年はやりの「赤とクリームの国鉄特急色」に無理矢理塗るわけでもなく、同車デビュー時に纏っていた新特急色に塗り直した英断をしてくれたJR北海道には感謝以外の何者でもありません。

しかしこうなるとどうしても「これまで行ったことが無かった撮影地で撮ってみたい=鉄道移動ではなかなか困難…」ということで、ドライブ趣味との両立も含め今回は車で回らせていただきました。
(各駅で入場券を買い集め多少の貢献、なんてことも思いつつ…)

さて、初日一発目から新特急色のキハ183-8565先頭のオホーツク1号を撮影することに成功。
運用に入るかどうかは苗穂から出庫しないことには予想がつかないため、幸先の良いスタートでした。

そしてオホーツク1号で下ったという事は、この後の大雪運用にも入るということで忙しい1日の幕開けでもあります。



▲網走を18分で折り返し、大雪4号旭川行きへ充当 @瀬戸瀬駅



▲旭川もとんぼ返りで大雪3号網走行き @北見駅

どこで撮ろうか、どのタイミングで宿に入るか、また開拓したことのない撮影地で行ったらダメだった、みたいな事を繰り返し、なんだかんだ駅撮りに収まってしまいました。
とはいえ列車移動では成立しない撮れ高なので、個人的には満足(笑

これまで相当回数・10年以上北海道通いを続けていて初めて見る新特急色ですから、遠くからこの塗色が見えたときは鳥肌が立つくらいでした。
先頭車1両繋がっているだけでこれですから、キロと2両つながったらもっといいんだろうな、なんてことも思いつつ、北見での夜は更けていったのでした。

<2022.8.11編成>
■オホーツク1号/大雪4号/大雪3号
↑札幌・網走
④キハ183-4558
③キハ182-7561
②キロ182-7553
①キハ183-8565(新特急色)
↓遠軽

■大雪1号/オホーツク4号
↑札幌・網走
④キハ183-1503
③キハ182-508
②キロ182-7551
①キハ183-9560
↓遠軽


▼勿論キハ183以外も…▼



H100形が勢力を伸ばす中、石北本線が最後のキハ40の楽園となっています。
この日は釧路から移籍した国鉄一般色仕様も運用に入っていて、良いアクセントになっていました。こちらも終わりが近付いてきている形式であり、悔いがないようなるべく撮り残しておきたいものです。


▼余談ながら…▼

夜は北見らしく焼き玉ねぎで一杯。
塩とバターだけでどうしてこんなに美味しいんでしょうね…

~つづく~

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