桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

北陸私鉄巡り~2023夏~その1
お盆休みももは遥かかなたに過ぎ去ってしまい、日常が戻って来ました。
盆休みに前後して友人と北陸私鉄巡りをして来まして、写真をやっと整理できたので振り返っていきたいと思います。


▲福井駅に掲げられた横断幕。北陸新幹線敦賀延伸までもう1年を切っていますね。
名古屋駅からこだま763号と特急しらさぎ51号を乗り継ぎ1時間50分。
武生駅が今回の旅のスタートとなります。

名古屋から北陸方面へ向かう場合、2024年春以降は敦賀駅で新幹線へ乗り換えることとなりますが、新幹線の「越前たけふ駅」は北陸本線武生駅よりはるか東側、北陸自動車道武生インター近くに設置されるため武生へ向かうには逆に不便になってしまうと思われます。
(といっても現状の普通列車で敦賀~武生間は普通列車30分、特急20分という所要時間のため、敦賀で乗り継ぎにどれだけ時間を要するかがカギになりそうな気はします。三セク転換後の特急接続ダイヤや優等列車設定がどうなるか…)

名古屋周辺からだと、福井鉄道を撮るならやはり武生からインということで計画を立てる事が多いため、新幹線開業後どうなるかは少し悩むところです。

という訳で、しらさぎで武生駅に乗り付けられるのがあと何回出来るか分かりませんが、名古屋から最速で到着できる方法で福井鉄道入り出来ましたので、まずは事前に狙っていたネタを追いかけます。


▲F2000形「フクラムライナー」が今回の主目的でした @家久~サンドーム西 日野川橋梁

えちぜん鉄道への直通急行運用に入ったF2000形、行ってしまうとしばらく戻ってこないため、ゆったりと後を追い掛けて行きます。
この日の気温は最高気温38度という酷暑で、日なたで列車を待つのが危険なほどの快晴でした。
あまり屋外での長居は生死に関わりますので、適当な所で小休止を挟みつつ移動しています。


▲田原町~仁愛女子高校

直通急行で行った列車は当然たけふ新行きの直通急行で戻ってきますので、これを田原町駅近くで迎え撃ちました。
福井鉄道ではTwitter(現X)でフクラムライナーやキーボ、フクラムの運用を公表してくれているため、撮影・乗車ともに行程が組み立てやすくなり非常に助かります。


▲田原町~仁愛女子高校770形776-777編成

▲北府駅 882-883編成

時間の都合上F2000形への乗車こそ叶いませんでしたが、久々に770・880・F1000・F2000・Lと福井鉄道の各型式を撮影できた良い機会でした。
この訪問以降、本日までの間に福井鉄道での「乗務員不足による減便ダイヤ改正」となんとも厳しいニュースが流れてきました。人材不足は現在各業界で騒がれている懸念事項ですが、鉄道においても例外はなく、地方私鉄の厳しさが明白に表されています。

マイカーでのドライブ好きと鉄道マニアを兼業しているとなかなか厳しいこともありますが、地方私鉄好きとしては、(微々たる金額であることは重々承知の上で)出来る範囲で「乗って残そう」を実践していきたいところです。

F2000形フクラムライナーが今後どのようなペースで増えていくかは分かりませんが、既に880形880-881編成が「落ちている」という噂もあります。
貴重な名鉄600V区間の生き残り、770形・880形が走り回る福井鉄道へ、皆様もいかがでしょうか。

そんな訳で(?)夕方前まで福井周辺に滞在し、次なる目的地金沢へ激混みのサンダーバードで向かったのでした。

~つづく~


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