桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

北陸私鉄巡り~2023夏~その4(終)
西魚津で10033Fを撮影した後、次の列車を待って再び宇奈月温泉方面へ下っていきます。


▲降り立ったのは新黒部駅の1つ手前、長屋駅。
 当然ながら特急は通過するので撮影後の撤収に難儀します…

新しめな「銀盤」と書かれた看板が目を引きます。
銀盤酒造さんの酒造所がこの近くにあり、そのアピールのようです。
https://ginban.co.jp/
(飲めるところが工場に併設されていたら、暑さからの避難という名目のもと寄り道できたのですが…)
長屋駅から線路沿いに下り方面へ歩いて行き、日差しから逃れる場所がひとつもない畑のど真ん中(をつっきる道路)でスタンバイします。


▲宇奈月温泉まで行った17485Fを待ち受けるためでした。

こうしてみると北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅の大きいこと大きいこと。
地鉄電車が2~4両ということで、25mの新幹線12両が停まれる新幹線駅はやはり大きいですし、目立つ存在です。



本当はこちらのエリア特急に17480形が入ってくれれば嬉しかったのですが、この日は10041Fでの運転。
種別表示が「黒地緑文字」のため撮影しているとまったく目立ちません(汗



大した距離ではないので新黒部駅まで歩き、上ってきた新黒部の上り方で10043Fを撮影。
普通列車の方が黒字白文字なのでまだ目立ちます…

そんな訳で本線での撮影を堪能しましたので、昼食を食べ富山へと一旦戻ります。
折角「北陸観光フリーきっぷ」を使っていますので、ここは新幹線で富山へと向かいます。
ゆっくりする暇もなく、12分で黒部宇奈月温泉→富山間を移動できてしまうのは新幹線の威力を感じるところです。1時間に1~2本だとしても地域にとっては十分なインパクトですよね。
(富山地鉄にとっても、結構なインパクトですね…)



そんな訳で新幹線ショートカットにより昼食時間を生み出し、余裕をもった移動で今度は立山線に乗車します。



これまた1面1線の駅、沢中山駅で下車。ここから撮影地を目指します。


▲たどり着く直前に17483F(本日3本目の8590系)に行かれてしまいました。





沢中山~釜ヶ淵間といえば有名撮影地ですが、勿論初訪問。
ここでも京阪特急色の10033Fを待ち構えましたが、列車通過直にひんやりとした風と雲が流れてきて…自分の立っている所はまだ乾いているのにレンズの先では大雨、というなかなかないシチュエーションでの撮影になりました。
当然ながら、その雨雲は列車通過とともに我々の頭上にも流れ込み、ずぶ濡れとなりました。



避難先の跨線橋下で下り列車を撮影。タイミングよく16010形こと西武5000系が来てくれました。
これでこの日撮影できなかったのは稲荷町の車庫に寝ていた20020形(西武10000系)だけになりました。同車はそもそも動いているのもまだ見たことがないので、次の目標ですね。

列車の時間が迫りキリキリしつつも雨がやむのを待ち、再び歩いて沢中山駅へ。
なんとか時間通りに電鉄富山駅へと戻ることが出来たのでした。


▲最後は雷鳥色の17460形と赤帯17480形の組み合わせ。
こうして見ると赤帯の8590系って富山地鉄の雷鳥色と相性良いように感じますね。

これにて2日間に渡る北陸私鉄巡りを終えたのでした。

えちぜん鉄道や北陸鉄道石川線、高岡の万葉線、富山市内線など巡れていない路線も多々ありますが、1泊2日での時間配分としては詰め込んだ方でしょう(笑


旅のラストランナーはHC85系「ひだ」。最後のグループで落成したD109編成でした。

日常的にHC85は見かけているものの、実は乗車は初めて。
ダイヤ改正まではキハ85に選んで乗っていたのと、その後パタリと乗る機会がなくなってしまいようやく初乗りとなりました。

富山口は3両→2両化されたということで指定席もほぼ満席の激混み。
しかし満席だった指定席も高山でゴッソリ降りて行った後は「ほどほど」といった乗車具合で、この区間の需要予測の難しさを感じました。
日曜夕方の便で富山→高山で降りるってことは、高山から富山へ遊びに行った方々なのか、月曜休みで高山でもう一泊される方々なのか…

TLで見る限りはシーズンやタイミングによってはかなりの混み具合になるようで、早くに4両化され高山本線の稼ぎ頭になってくれると良いのですが。



そして夕方に富山を出るがゆえに調達した夕飯はもちろん白えび亭の白えび天丼。
驚きだったのは、お店で予約が出来るということ。
今回、いったん富山駅に戻ってきたタイミングでお店により注文と支払を完了。受け取り時間を指定することでその時間に出来立てを準備しておいてくれるということで、「ギリギリまで撮影を楽しみたいけど、美味しい夕飯にも車中でありつきたい」という私のような人間には非常にありがたいサービスです。
タイミングを見計らって冷たいビールを買い、温かいままのお弁当を車内でいただく。
最高の旅の締めとなりました。

あちこち回っていると訪問頻度がつい下がってしまうのですが、いずれまた北陸地方を訪れられればと思います。

~おしまい~

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