桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

九州旅行~2019夏~その5(終)
九州旅行2019夏、最終回です。

午前中に熊本電鉄(の一部)を堪能して昼前には熊本駅へ帰還。
いそいそと荷物の回収やお土産購入を済ませ路線バスへと乗り込みました。

路線バスで熊本港へと向かい、フェリーへと乗り換えます。
従来船の半分という約30分で熊本~島原を結ぶオーシャンアロー号で対岸の島原を目指します。
島原港からは徒歩で島原鉄道島原外港駅へ。
※訪問した2週間後、2019年10月1日より駅名改正が行われ「島原港」駅となりました。

港を出てすぐ駅は見えないため、少々心配になりつつ進んでいきます。
(踏切は見えているので、分かってるちゃあ分かってるのですが(笑))


パチンコ屋の裏に隠れているような島原外港駅。
副本線の線路は残っているものの分岐器は取り払わられ棒線駅になっています。
駅の奥には加津佐へ続く線路が残っており特に車止めもないのですが(!)、島原外港駅から先に行く列車はもう存在しません。
2008年4月1日の廃止ですので、撮影時点では廃止から約11年半。ちょっと綺麗に残り過ぎていて驚きです。

さてさて。
乗車して1駅で南島原駅へと到着。降りる余裕がないため最後尾の窓から駅構内を観察します。


期待していた旧島原鉄道カラーの車両は留置線の奥にいました。
撮れる位置に居てくれただけ御の字です。
(この2505A号車、調べると「2018年で引退となるため、引退の花道となるよう塗装変更を行った」と出てきます。一方検索してみると2018年以降も運用に就いている写真がアップされています。果て…?)

それにしても草生した側線の奥に居る「救援車」とでかでかと書かれた有蓋車が良い感じですね。
ワム80001とヨ8001と書かれていて、どうやら島原鉄道入線時に改めて番号が振られたようですね。

海沿いの景色を眺めつつウトウトしていたら、気付けば諫早駅。車内もそこそこの乗車率になっていました。
ここから博多駅に戻る訳ですが、連休ということもあってどの列車も普通車は満席続き。こうなると自由席での着席は絶望的です。
こういう時は諦めも肝心。大人しく空きのあったグリーン車で博多へ戻ることとしました。

ここ諫早駅で時間を取ろうとしていたのも、ここでキハ66/67を押さえておきたかったため。
さすがに長崎や佐世保まで行っていると時間が無くなってしまうため、泣く泣くこの選択肢となりました。
(普段来ないが故に一気に全部を詰め込もうとしすぎ疑惑が…)





定番のシーサイドライナー色の他、1編成しかいないというハウステンボス色に遭遇。
こういう時だけ遭遇率がいいんですよね…国鉄色には会えなかったりするのですが(笑


諫早駅の横では長崎新幹線の建設工事が進められており、既にホームの骨格が見えて来ていました。
在来線よりもちょっと嵩上げした所に構築されるようです。

2020年3月14日からはキハ66/67系の置き換えとなるYC1系の運用が開始され、恐らく数年の間にこの時見た車両や景色とは全く違う状態になっているのでしょうね。

毎度ギリギリのタイミングではあるもののキハ66/67も見る事が出来、どさくさで787系のグリーンも体験し無事に博多へと舞い戻ったのでした。

友人の結婚式にかこつけてほぼ10年ぶりの九州旅行を満喫できた3日間でした。
もうちょっと入念に予定を組み、かつ帰宅を最終近くに設定すればもうちょっと回れた気もしますが、そこは自分の体力気力と相談した結果ということで(笑

キハ66/67が現役の内に再訪したかったところですが、恐らくそれは叶わなさそうです。
となれば模型で楽しむしかありませんね(笑

~おしまい~

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次の旅はどこへ…なんて呑気に考えている内にコロナ禍により旅行が憚られるような時勢となってしまいました。しかし、旅行先の人と濃厚接触しないような旅行であれば別でしょう。
(というか一般的な旅行であれば「濃厚接触」しようがないと思うのですが…)

出来うる限りの感染拡大防止対策と装備で臨むのであれば、「夜の街」へ遊びに行くよりよっぽど安全なはず。
「何が悪くて、どうすれば問題ないのか」という事を各個人が主体的に考えなければなりません。人のせいにしてても感染が収まる訳でもなければ、経済が持ちこたえられる訳でもなく。

万一にでも自分からうつしてしまわないように気を付け、マスクを外して大声で喋ったりじゃれ合っているような危険な集団からは遠ざかって過ごすことで乗り切って行きたいところです。

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