桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

Dapol製 EWS社DL購入
少し前のことになりますが、英国機を2台導入しました。

以前旅客用ディーゼル機関車のClass57を導入しましたが、今回は貨物機。
しかも縁あって2台一気に導入することができました。


▲(左)Class67、(右)Class66
EWSというのは「English, Welsh & Scottish Railway Holdings Limited」社の略称で、現在は買収されて「DB Cargo UK」となっています。
石炭や鉄鋼など車扱貨物の輸送が多いようですが、画像検索をしてみるとコンテナ貨物を牽いている姿や車両輸送をしている写真も見られるため割と「何を牽いても良さそう」な様子。
DD51のように相手を選ばずに色々牽かせられる機関車というのは楽しいですね。
(国外から見ると、DD51とかEF65とかも同じように見えるんでしょうね。蓋を開ければ仕様差は死ぬほどあって、確実に英国機も同様な訳ですから、深く考えずに遊んでいた方が幸せなのかもしれません…笑)



それぞれの機関車に関して少しだけご紹介。

■Class66
1996年からカナダElectro-Motive Disel社で製造され、1998~2001年の間にかけて英国へ輸送、運用が開始されました。
搭載エンジンは3,300bhp(2460kW)、最高速度75mph(121km/h)で走ることが出来るディーゼル機関車です。Wikiを読んでいると「多くの旧型機を置き換えたたため鉄道ファンに人気がない(意訳)」との記述もあり、ますますDD51と同じようなポジションのようです…

同車は500両近くが製造された同車は英国内だけではなく欧州の貨物輸送会社にも輸出され、ユーラシア大陸でも活躍しているのが珍しい点ですね。

■Class67
Alstom社で1999~2000年にかけて製造され、2001年から運用が開始された電気式ディーゼル機関車。全部で30台しか製造されなかったということで、class66と比べるとかなり小所帯です。Ryal Mailの郵便列車を牽いたほか、現在もお召し機が存在しているというのも特徴的です。
現在はMk.1客車やMk.2客車等の臨時客車列車を牽くことが多いようです。
わずかながら貨物列車を牽く姿も確認出来るので、「牽いちゃだめ」という訳ではなさそうです。



製品の方はというとClass57の時と同様にかなりのディテールの良さ。
まずは屋根上のメッシュ部分はプラモールドではなく金属のメッシュパーツになっています。





側面のラジエーター部分に関しても写真の通りで「真横から見た時と斜め上から見た時で透け方が違う」という凝りよう。
当然なかの機器類も見えている訳で、この表現はすごいとしか言いようがありません。
新品定価だと1両約2万円程度のようですので、日本型の機関車と比べると2倍以上のお値段。一方でこのようなパーツ構成や印刷類の細かさを見ると1両あたりの熱量が凄く、そのお値段も納得出来ます。
欧州客車なんかも客室内のディテールや標記類が完全印刷だったりして、値段相応の内容だと感じます。
だからといって私の財政ではホイホイと気軽に購入できる価格帯ではなく、悩ましい所です。
少しずつ手に入れて…なんてやっていると市場から消滅してしまったりするので、毎度のごとく清水の舞台から飛び降りているような気がします。


ところで実車の方はと言いますと…



Class66、Class67ともにEWSカラーは見掛けていない上に、撮れているのは列車内から捕捉できたこれだけ。
DMカラーのClass67はDapol社から製品化されていたと思うのですが、このカラーのClass66は見た事がありませんね。

Class66はそれこそKATOから発売されているくらいですし、欧州カラーだけではなく英国仕様も出してもらえればありがたい限りなのですが…ほら、Class800も出ましたしそのお伴にとか何とかで(笑

という訳で購入してから未だにレイアウトデビューもしていないのですが、買うだけ買ってしまったシリーズ第一弾(?)の御報告でした。
コロナ禍という事もあり昔のような頻度で走らせる訳にも行かず、一方で仕事は忙しく中々手は動かせなかったりして、買っただけシリーズはまだまだ続く予定です。

欧州・英国型は下手の横好き状態ではありますが、順次記事化して行きたいと思います。

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