桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

パーミル「新造旧客タイプ5両セット」を作る
停滞期間がほとんどでしたが、初のペーパーキット製作でもあるパーミルさんの「新造旧客タイプペーパーキット(5両セット)」が完成しました。

この間、例によって製品化(しかも2社から)されたりもありましたが、折角のキットですからなんとか完成まで持ち込みました。



製作着手前の写真を探したところ、2017年の撮影。
合間合間で進めてたとはいえ、もはや3年前の話…
ペーパーキットはフローベルデさんのストラクチャーしか組んだことが無かったため、今回は初の車両製作。
(パンケーキコンテナさんの長電ED5001の方が後に組んでるのです…)
慣れない作業でしたが、説明書通りに車体を組んでいきます。




▲とりあえず箱になった状態で記念撮影。

側面、妻面と各部材を作った後に六面体に組んでいきます。
ペーパーキットの特徴は、やはりすごい勢いで瞬着が染み込んでいく事でしょうか。
私自身は横着して流し込み瞬着で無理矢理組んでしまったのですが、説明通り粘度の高い瞬間接着剤の方が絶対に作業性が高いと思います。


旧客のおでこ部分はさすがにペーパーでは再現できないため、溶きパテで整形していきます。
さすがに時パテだけでは時間が掛かりますので、プラ板を重ねてある程度基礎を作り、その上から溶きパテを塗りたくってみました。

ここから先は地味な作業が続き、写真が残っていません。。
削っては気泡が出た箇所にパテを盛って乾燥を待ち、さらに削る作業の繰り返し…
他の車両製作の合間の作業だったため、この状態で約1年半くらいを使いました。。

完成後はファルベのぶどう色2号で塗装、KATOの521系クーラーAssyを搭載して…

▲既に組み上がった写真です()

台車はGMのDT50(黒)を使用したのですが、そのままではアーノルトカプラーでも連結することが出来ません。
というのも、台車間隔がかなり車体中央側に寄っていまして台車付属のアーノルトカプラーの腕の長さではもはや届きません。

上の写真だと上から1・2両目が台車付属のアーノルトカプラーの飛び出方、3・4両目がボディマウントTN(0374)、5両目がパーツボックスから発掘した腕の長いアーノルトカプラーを取り付けた状態です。



これを見越してか床下にはキットの状態でTNカプラーの取り付け用突起が設けられていますので、これを使ってボディマウントTNカプラーを取り付け。

謎の腕長アーノルトカプラーを1年近く探していたのですが、結局見つからず。
恐らく相当古い製品から外したものだとは思うのですが、正体は分からず仕舞いでした。。


TNカプラーでの連結間隔はこのような感じ。
連結方向を分かりやすくするため各車新山口側に幌を付けてみましたが、両側に幌を付けてあげた方がいいかもしれませんね。

幌自体はキットには付いていませんので、GMの電車用の幌を流用。クリアボンドで取り付けてみました。

最後にキット以外に使用したのは以下のようなパーツ群。
台車・・・グリーンマックス DT50(黒)
クーラー・・・KATO Assyパーツ【Z04K4518】を屋根色にて塗装
ベンチレーター・・・グリーンマックス70-5 ガーランドベンチレーター
連結器・・・TOMIX0374


35系4000番台としてKATO・TOMIXの両社から製品が発売されてしまいましたが、そもそも「組んでみたかったから」という理由で組み始めたこの車両。
3年後しでしたが無事に形にすることが出来、少し安心できました。

我が家にはC57どころがD51もDD51も居ませんので、適当な釜で引っ張って遊ぶ要員となりそうです。耐寒型の機関車なら多数いるのですが、西の方の機関車はなかなか増やす機会なく…

ペーパーキットの経験値も着実に上がりつつあり、また近い内に手を出してみたいと思います。

~おしまい~


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