桜咲車両工場ブログ支区

桜咲車両工場の別館。 工作記録を中心に、名古屋から鉄道まみれの日々をお送りします。

733系製作記その4~Tc1車仕上げ
引き続き、クハ733-3100を作っています。



なんと前回記事から2か月も経ってしまい、私自身がビックリ。
運転会ネタや小ネタ等を作っていて完全に牛歩戦術になっていますが、733系も少しずつ進めています。

前回記事以降、パテを盛ってはヤスり、サフを吹いてはヤスりということを繰り返していましたが、なんとか"これでいいかな"という所まで来ました。


片部分は屋根板の幅が足りませんから、パテを盛って整形しています。
整形作業の邪魔となるため、雨樋は全撤去してしまいました。

トイレ部分の帯材についてはタミヤt0.05mmプラペーパーを使用しています。
同社の緑キャップを使うとすぐに溶けてしまうので、接着にはえらい難儀しました。



妻板はプラ棒で拡幅した後に車端に接着。
屋根板との隙間はパテで埋め込んで処理しています。

ただ、正直この方法は失敗でした。車体寸法から行けば「妻板を側板の間に挟み込む」方が正しい寸法になります。
ながら作業でやってるといけませんね。結局妻板は一度バラし、側板を切り詰めた上で再接着し、車体長さを正しく(=731と同等に)修正しました。
※車体長までは確認していないため車体長が同じなのかませんが、少なくとも731系の下回りを使う以上731系に合わせなくては、ということです。



整形が完了したのでスカートを事前取り付け。
731系の排障器を幅方向を削ったうえで取り付けていますが、どこか違和感が。ちょっと手前に出過ぎてる&高さ方向がオーバースケールなのでしょうか。

これはTc2車を作る時に再度見直し、その後用修正かもしれません。


▲左が製品まま、右が加工後

勢いで下回りにも軽く着手し…といっても幅方向をガッツリ削り込んだのみです。
とりあえず床下カバーにはまだ手を付けず、とりあえず幅方向だけ嵌るようにして、様子見です。

半完成?


下回りと車体を合わせてみました。
一度バラバラにした車体が、なんとか形になるまでは戻りました。

Tc1車の製作で加工方法の課題など色々な問題が見えてきましたので、今後のM車製作などに生かしていきましょう。
後は、「やれないことはない」というのが見えたのもだいぶ大きいかもしれません。

さて、中間車の組み立てでも進めるとしましょう。

~つづく~

733系製作記その1~解体と下拵え
733系製作記その2~続・側板の加工
733系製作記その3~頭の製作と、接合

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