"東急電鉄(模型)"カテゴリーの記事一覧
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しばらく長野電鉄の記事を続けましたので、ちょいと模型ネタを挟みましょう。
平日の夜はブログを更新するか模型をちょびっといじるか、そして休日は長野へ…というのが3月のパターンのようです(笑
N化改造は現時点では施していないのですが、見栄えを求めとりあえずパンタだけはGM製に取り替えておきました。
編成はGM東急1000系の車番ステッカーから1021Fをチョイス。行先表示・運番表示は付属ステッカーから持ってきました。
本気でやるならhttp://srcfactory.blog.shinobi.jp/Entry/280/の記事の時の用にクーラー塗り分け・アンテナ積替え…などやるのですが、それだといつまでも完成しなさそうなので今回は思いつかなかったことに(笑
その代わり?、車体の方でちょっとした加工をしてみました。
幕部のコルゲートを2.5mmほど削り取ります。塗装はそのまま生かしたいので彫刻刀・カッターナイフで少しずつ少しずつ。
雨樋を削りそうになるのが怖いですね。
ほいで東急ステッカーから持ってきた車外スピーカーステッカーを貼れば完成。
写真では右側がちょっと削り取り足りませんでしたので、この後もうちょっと削り取りました。
ワンマン運転を行う池上・多摩川線では必要不可欠な装備品ですのでちょっと手間をかけて再現してみました。
幕部の物足りなさもなくなりイイ感じです。
ちなみになぜ1021Fにしたかというと…
数年前の1000系の回送の際に撮ったのが1021Fで、当時1000系はまだ菱形パンタの方が主流でしたのでシンパを積むに当たってこの編成を模型化しました。
▲多摩川駅渋谷方で待機する長津田からの出場回送列車
ATCを積んでいない池上・多摩川線の編成は田園都市~大井町~東横線内をデヤに挟まれて走行するのですが、同線内の有効長が最大4両のため、多摩川駅で下り方のデヤが解結されます。
そのため、多摩川駅ではこうして御尊顔を拝見することができたのでした。
学生時代の一日…と言ってしまえばそれまでですが、なんとなく思い出の編成に設定してみたのでした。
※デヤを作るとか作らないとかはまた別の話※ -
先月中旬に発売されたグリーンマックスの東急6000系の小加工を行いました。
とはいっても各部への簡単な色差しとウェザリングのみが今回の作業内容。
屋根の朱色の明るさと、おでこ部との色の違いも気になっているのですが、今回は目をつぶりました。
まぁウェザリングしてしまえば(ry
てなわけで早速色差しから。
先頭部に取付け済みのL型アンテナ。未塗装のパーツをそのまま付けてるだけで非常に気になります。
実車はというと…
↑写真のように台座は屋根と同じ朱色で、アンテナ部は青味がかった灰色で塗られています。
付属しているパーツを塗り分けます(接着されているわけではないので、取付け済みのものをはずして塗ってもいいわけですが)。
台座はGM27番、アンテナはMr.COLOR118ライトブルーです。特にライトブルーは他の東急車のL型アンテナにも使用できるためかなり重宝しています。
取り付けてみるとこれだけでたいぶ実車に近づいた気がします。
近似色まで素材の色を近づけてあるならまだしも、プラのままのパーツはやはり塗ってあげた方がいいでしょう。とはいってもこういった細かいところまで手を入れられて、価格に反映されても困るのでこのままで構わないのですが(笑
床下に取り付けるハシゴもプラ成型色のままなので塗装します。
筆でそれはもうざっくりと銀を塗った後、黒で滑り止めを再現しました。
続いて屋根周りへと移ります。
パンタ配管は黒で塗ります。
実車でも配管が黒のため、上から見るとよく目立ちます。上から見る模型ではさらによく目立ちますね。
ついでにヒューズボックスもグレーにて塗装しています。
配管・機器塗装が終わってからウェザリングです。
最近ではカーボンの汚れということで極めて黒に近いグレーの汚れが付着しています。
そのため、まずは軽くダークグレーを吹きつけてから、錆汚れのブラウンを吹きつけています。
また、パンタのシューの先端には蛍光グリーンのテープが巻かれているので、筆でチョンチョンと塗ってあげています。現在は黄色のテープが巻かれているので、行先を溝の口行きとするならばここは黄色で塗ってあげれば時代考証もOKでしょう。
私は大井町~二子玉川間至上主義(?笑)なので、ここはグリーンを塗って2008年ごろの仕様に。
最後にステッカーを貼って完成。
8590系と並べて記念撮影をしてみました。
方向が逆なのは…気にしない方向で。。(汗
今回は試験的に写真を大きくしてみましたが、いかがでしょうか。
本文が多い時にはちょっと見にくいかもしれませんね。 -
前記事http://srcfactory.blog.shinobi.jp/Entry/339/の5050系同様に運転会に向け、ずっと製作中だった東急8500系を落成させました。
普通に落成させるのも面白くないので(!)、VVVF試験車が中間に2ユニット4両組み込まれる8642Fを作ることとしました。
クーラーが9000系用のものへ変更すうること、中間のデハ0718(5号車)及びデハ8799(7号車)の床下機器をVVVF仕様に、というのが主に手を加える部分となります。
それ以外はキット説明書のままサクサク組んで行きました。
東急9000系のものや東武10050系についていたVVVF機器部分を3連から2連に短縮して付けた他、必要に応じて他の機器も並べ替えています。
海側の資料写真は友人に提供してもらったのでここには出せませんが、山側に関しては自分で撮影してきました。
デハ8799
デハ0718
資料用?に撮った画像がこちら。
雨の日に床下を撮るためISO感度を上げたので写真としてはかなり汚いですが…orz
模型の方は乗務員ステップの取り付けなど最近の私的標準ディテールアップを行ったほか、前照灯をBONAの「P-207私鉄用ヘッドライト」に取り換えています。
既存のヘッドライト・テールライトパーツを接着した上で前照灯を1.2mmのドリルで掘りなおし、はめ込みました。それに伴い赤帯の塗り直しも行っています。
ライトを変えるだけでだいぶ引き締まって見えますね。
他の8500系と並べると9000系と同様のクーラーであること以外ほとんど差異がないので、シャボン玉編成(8637F)やTOQ-BOX編成(8634F)と比べると見劣りg(ry
いやいや、比べて優位に立つための趣味ではないので気にしてもしょうがありませんが(笑
そんなわけで行き先を朝ラッシュ時の上り37運行、清澄白河行きに設定して8642F完成です! -
日曜の運転会に向け、先週はこれまで貯めてきた東急車の竣工ラッシュでした。
一気に2編成を落成させるのはすごく久々かもしれません。
そんなわけでいつ買ってきたのかも思いだせないくらい前に買ってきて仕舞いこんでいたグリーンマックス製の東急5050系を外に出せるレベルでいじくることとなりました。
<今回の作業項目>
○ドアの色調変更
○車番インレタ・各種ステッカー貼りつけ
○ライトケースとガラスの間の空間を付属シールを使わずになんとかする
○各種未塗装パーツの塗装
○乗務員ステップなど一部金属パーツ取り付け
○ウェザリング
それでは写真でご紹介しましょう。
実車はドアや腰部など各所に仕上げ方の異なるステンレスが使われています。そのため模型の「銀色一色」では実車と印象が異なりすぎてしまいます。
この頃のGM完成品特有の銀色の粗さもありすごく再塗装したくなる製品でもあるのです。
しかし、今回はそこまでの時間もとれないということで手軽に客用扉と乗務員扉のみにスーパーステンレスを吹くことでメリハリを付けました。
車体側面は製品の銀色のままですが、これだけでだいぶ見た目が改善されました。
製品にはライトユニットの遮光シールとして運転台や乗務員が印刷されたものが付いてきます…が申し訳ないながらショボイことこの上ありません。
そしてやるならやっぱり立体にしたいよね!…ということでライトユニットと前面ガラスの僅かな間に運転台ユニットを作りこみます。
GMストアで分売されている東急5000系列用の床下非常梯子パーツを適宜切り出し、非常扉部分に接着します。またプラ棒を切り出してコンソールパネルを簡単に製作、これも接着します。
運転席側は上側にRを付けることで”らしく”なります。
梯子を銀色に、コンソールパネルをダークグレーにそれぞれ塗り、運転台部分は完成です。
ガラスをはめ込んだ後に見るとこんな感じで、梯子の存在感がいい感じです。
運転中もそれなりに目立ちますのでこれは結構いい加工かもしれません。
最近は小さな梯子に変更されている編成もいるようなので、作る時にはちょっと調査が必要かもしれませんね。
床下にはトレジャータウンの金属パーツTTP213Cから乗務員ステップと手歯止めを設置。
台車後方には列番選別機を付けたいのですが…そのものがないので銀河のATS車上子で代用しました。ちょっと形が違いすぎますね(苦笑
さらにパンタはKATOのモハネ285形用のAssyパーツに換装。
写真で言うと左側真ん中にある余計な足を飛ばすことによって無加工で屋根のパンタ取り付け穴にはまるようになります。
GMパンタが四足になっていて良かった、と思う瞬間です(笑
そんなわけでパンタを載せ、屋上機器を一通り塗装したのち、ウェザリングです。
屋根の肩部分は洗車機のブラシが当たるからか比較的きれいなことが多いので、肩部分を避けて汚しました。
とはいえマスキングをしてきっちり塗り分けると逆に不自然ですので、エアブラシの細吹きで少しずつ。
今回のウェザリングは明るい灰色の屋根に対しダークグレーをそれとなく全車に吹き付けて黒ずんだ汚れを再現し、これにパンタ周りのみブラウン系を吹くことで錆汚れを再現しました。
また、床下も黒で再塗装した上でブラウン系でウェザリングしました。動力台車も分解・清掃ついでにフル分解してウェザリングしています。
特に台車などは、本当はミッチャクロンなどでコーティングしてからの方が良いとは思うのですが…軽く吹き付ける程度なら大丈夫か…とそのまま吹き付けています。後々の心配をされる方は何かしらコーティングをしてから黒で再塗装→ウェザリングという工程を踏んだ方が安心できるかと思います。
そんなわけでこれにて今回の加工が全て終了しました。
今回のウェザリングは最近作った作品の中でもかなりうまく行った方で気に入っています(笑
編成写真などはまたの機会に。
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今月の頭に、東急車を作る上で資料となる本が新たに発売され、ついつい購入してしまいました。
5200系以降の東急ステンレス車全形式が取りあげられています。
個人的には5200系全形態(時代により少しずつ変わっていった)の写真が見れたのは大きかったです(笑
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グリーンマックスの東急8500系エコノミーキットは窓貼りが鬼畜なことで結構有名ですよね。
と、いうのも客室窓とドア窓が全部別なので、片側だけで13枚に分割して貼らなきゃいけないんです。
ものすご~く時間がかかるわけですが、田園都市線や大井町線、東横線(8000系)をやるには避けては通れない道なのです。。。今回も時間がかかって結構大変でしたorz
でもしばらくするとまたやりたくなってしまうのがドM(ry
今回も前面にクロスポイント製のアクリルパーツを使用し、前面窓がツライチになるようにしました。
その上でこれまたクロスポイントの7200/7600系対応パーツ集Bからワイパーを持ってきました。取り付け穴を0.3mmで開けましてごく少量の瞬間接着剤(白化しにくいやつ)で固定しました。
やっぱり窓がツライチ&ワイパーが付いているのは細密度が上がっていいですね。
この編成は元はジャンク・組み立て済みで買ってきたものなので大幅なレストアを行っている状況です。
クーラー位置の修正・それにともなう屋根の修繕をはじめ、ゴム系接着剤で切り出すことなく止められた塩ビ窓の貼りなおしなど多岐にわたる項目で修繕を行いました。
あとはなんとかCASCOの10両ケースを手に入れ収納できれば作業終了となります。
とはいえ再生産待ちですからなかなか当工場のラインから出場させることができなさそうです(汗 -
気づいたら今週も金曜日、そして金曜日も無事に終了。
週末ガキマシタヨー!!!
といっても明日はサークルの総会&代替わりコンパなのでお休みではないのですが。
さて、今週の模型工作的成果は…
東急大井町線8590系8691Fに前面窓をはめ込んだだけ!!orz
いつから放置していた車両かわからないのですが、さりげなく窓貼りまでの工程がほぼ終了しているのです。床下機器の購入、台車・動力の購入に目処が立っていなかったがゆえに放置されていたのですが、このたび思い立って作業をお進めることにしました。
クロスポイントから発売されている8590系用の前面ガラス(2両分入り700円)をはめ込むだけです。窓の内側を多少カッターで削り取り、窓を入れます。また、ワイパーが再現されないので東急7200系用金属パーツから流用(運転台はIパーツ、貫通扉はHパーツ)します。
多少はめ込みがきついくらいの感覚でパチっと窓をはめ込み、タミヤの緑キャップを流し込みました。
ワイパーの取り付け穴は0.3mm、この穴を避けるように前面ガラスの"のりしろ"部分をカットしています。緑キャップを流し込んでしまうので強度的には問題ないでしょう。ワイパーも同時に固定しています。固定できているのか怪しいですがw
あとで裏からゴム系接着剤か光硬化パテかなんかを詰め込んで強制的に固定してしまいましょう(笑
8590系の顔もかなり引き締まりました。同じキットから作れる8090系の方は最初からはめ込みガラスになっているので、これで並べたときのクオリティを揃えることができました。 -
私が保有する9001Fは元々東横線用8両編成だったものを実車の大井町線転属と同時に5連化したものなのです。
その後実車は8連になって東横線に復帰しましたが…私の9001Fは余剰の中間車を知人に譲渡してしまったため大井町線仕様のまま手元にいます。もちろん私の大井町線収集(製作)方針が2007~2008年前後で、ATSからATCへの過渡期という狭い範囲となっているのでなんら問題はないのですが。
さて、その9001Fなのですが、5両編成20個のクーラーのうち8個がステンレスキセのクーラーに置き換えられているのです。従来までのGM製品だとこのクーラーがついてなく、また類似品も無かったため自作するしか方法がありませんでした。もちろん私の9001Fも自作クーラーが載っていました。
ただただ9000系用クーラーを削ってシルバーで塗っていただけなのですが、雰囲気は出ていたので満足していました。
ところが、GMから9000系塗装済みキットのリニューアル再生産がアナウンスされるとともに、この新型クーラーが同封されることになったのです。こいつは驚き…というか欲しくならないわけがない。
けれど、バルク品としてバラで売りに出されてたこの新型クーラーはかなり足元を見た値段がつけられていて、なかなか手を出す事ができませんでした。一応雰囲気が出ていたのでそれなりに満足していましたから。
しかし、この度東急先生から2000系製作で余剰となったクーラーを譲っていただける事になり、今日いただいてきました。
即刻付け替えです。
うん、間違いなく自作よりもいいです。
やはりやっつけで作ったパーツじゃ正規品のクオリティには勝てませんね。。。orz
簡単に模型をいじってモチベーションが少し回復したので、他の車も色々と頑張れそうです。
後ろに見えてるオレンジのやつとか(笑) -
帯変更だけで簡単に済ませるつもりだった東急9000系9007F製作、いつの間にか“また”細かいとこに手を出し始めてしまいました。。。
そんなわけで今回はパンタ回りのお話。
大井町線に所属する(していた)形式、8000,8090,8590,8500,9000系は元々普通の菱形パンタで登場しています。
しかし、大井町線に転属してしばらく経ったあと、冬季の雪によるパンタ障害を回避するためなどの理由でシングルアームパンタに換装されたのです。
現行の大井町線編成を再現するためには模型もこの改造が必要なのです。
ところが、当然GMから発売されている各形式は菱形パンタのPT42を搭載することを前提に作られています。
特に9000系のキットなんかはパンタ台座までモールドしてあるので(東横8連や2000系10連を作るにはありがたい)、PT71Bを載せるにはちょっと・・・ではなく少しだけ改造が必要です。
1.まずはパンタ台座を削ってランボードとツライチに。
2.GMのPT71Bに付属する穴開けガイドを使用してピンバイスで屋根に穴を開けます。
※これは自己流で責任を負いきれませんが、0.6mmで開けろと指示されているパンタ穴ですが、実際は0.8mmで開けた方が・・・という。
私はパンタを瞬着で止めちゃう人なんで。
3.エバーグリーンのプラ棒のど真ん中縦方向に0.8mmのピンバイスで堀り進みます。
んで、穴が開いたプラ棒をようかんのごとく切り分けていけばあっという間にパンタ台座が完成です。
パンタ台座を2段(凸型)にしたい方も同じ手法でいけます。
ちなみにプラ棒を切ってパンタ回りに貼ってから穴を開けると、回るピンバイスにプラ台座が一緒についてきてしまうため、なかなかうまくいきません。
であれば最初から穴が開いたものを付ければいいじゃないか、ということです。
4.瞬着が乾燥後、慎重に0.8mmのピンバイスを通して穴が貫通しているかを確認し、パンタを差し込みます。
5.パンタ足に裏から瞬着を流して固着したあと、パンタ自体の軽加工です。
パンタの足に線路方向に細く切った薄いプラ棒を載せます。以上!!
これでだいぶ「らしく」見えるようになると思います。
この後GM9番を塗りますが、そもそも屋根板が9番で塗装されているので、うまくやればパンタ周りの塗装だけで済みます。
9番が乾いたらパンタのみ8番のシルバーで塗ればパンタが目立ちます。塗らなくても支障はありませんが。
集電舟の端をGM15番(黄緑6号通勤型EC)で塗りました。ガンダムマーカーでも代替がきくらしいです。
これにてシングルアームパンタへの換装作業は完了です。
あとはお好みでウェザリングでも。私もクーラーが揃い次第ウェザリングを行う予定です。
写真は管理人所有の大井町線シングルアームパンタ搭載編成進化の歴史。
左から8640F、8081F、9007Fです。
左から右へ技術力が上がっていきます(苦笑